2015
04.08

忍んでないけどニンジャ参上!『ニンジャ・アベンジャーズ』感想。

ninja2
Ninja: Shadow of a Tear / 2013年 アメリカ / 監督:アイザック・フロレンティーン

あらすじ
ニンジャリバンバン。



日本で甲賀流忍者の修行に励むアメリカ人のケイシーは道場の娘、波子と結婚して平和に暮らしていたが、そこに悲劇が待っていた!スコット・アドキンスとケイン・コスギ主演のニンジャ・アクション。

カタコト日本語喋りまくりのスコット・アドキンスと、こちらもいまだカタコトっぽいケイン・コスギ、この二人のアクションをとにかく堪能する!という作品です。何なんすか、一回空中で回る間に3回蹴るとか!上段回し蹴り→下段回し蹴りのコンボとか!しかも速い!格闘や刀はもちろん、ニンジャと言えばの鎖鎌でも大暴れ。アドキンスは『エクスペンダブルズ2』は良いとして、それ以外の作品はいまいちポテンシャルが発揮できてないものが多いですが(観たやつがたまたまショボかったのかもだけど)、今作は爆裂です。ムキムキな上にヒゲむさいケイン・コスギのアクションもカッコいいぞ。

話はかなり無理があるし思ったほど忍者らしい忍者も出ないんだけど、それだけに終盤のアドキンスの出で立ちには喝采ですよ。夜中にチョコ買いに行かせる奥さんどうなの?とか、九字(臨兵闘者皆陣裂在前の呪文ね)を結んだら二字ほど足りなくない?とかあるけど、まあ許す。

「アベンジャーズ」という邦題からチーム戦的な展開をちょっと期待してしまいましたが、残念ながらそれはなし。せめて「ズ」を取って欲しかった。そうすれば「ニンジャ・アベンジャ」でイイ感じのライムになるのに。ならないか。ダメか。でもアドキンスのアクションは存分に楽しめます。『オンリー・ゴッド』のカラオケ神まで出てるよ。

↓以下、ネタバレ含む。








ニンジャは第二次大戦中も活躍していた!という冒頭のフィルムが笑えます。あの時代とニンジャって意外と斬新な気が。主人公ケイシー役のアドキンスがニンジャ衣装となりガッツリ覆面まで付けてるのは完成度が高いです。「武器がある」と言って箱を開けた瞬間「まさか?」と思ったら本当にフル装備だったのは素晴らしい。ただ、それ以外はそれほどニンジャらしいニンジャも出てこないですね。アドキンスもすぐ覆面取っちゃうし。まあ顔が映らないのは忍者もののウィークポイントかもしれませんが、『ジャッジ・ドレッド』のカール・アーバンの例もあるし、もう少しニンジャニンジャしてても良かった。せっかく長刀、短刀二つの刀を繋げた武器というギミックに興奮するもすぐ切り離しちゃうし。とは言え手裏剣も投げるし鎌で戦ったりするし忍者っぽさは随所に仕込まれていて、サービス精神は感じます。

ストーリーはまあアレな感じです。奥さんが夜中急に食いたくなったチョコを買いに行くって死亡フラグ以外の何物でもないし、ちょうどよく表れるケイン・コスギの中原はいかにも怪しい。そもそも中原の計画が、ゴローが邪魔だからケイシーを使って倒すために奥さん殺してゴローの仕業に見せかける、とやたら回りくどい上に確実性に欠けるんですよね。中原が自分でやった方がよっぽど早いと思うんですが。これが邦題通りに「世界中のニンジャが結集して一大決戦」とかだったら激熱かったんですけどね(全然違う話になるけど)。

それでも日本の甲賀道場に始まり、タイ、ミャンマーと結構国々を駆け回るのでそれなりに(それなりですが)スケール感もあるし、絡んできた手練れ二人組との戦いから、酔った勢いで何の関係もない一般人をブチのめすところまで、アドキンスが暴れまくるので良いでしょう。ラストのケインとのバトルが実にラスボス戦って感じだし、全体的にアクションシーンもカットを割り過ぎず見やすいのがイイです。奥さん役の肘井美佳の体さばきもなかなかのものだし(それだけに序盤で退場は残念)、あとニンジャが主役!と言うのがやはり熱いわけですよ。ニンジャ映画は定期的に作って「日本には本当にニンジャがいる」とアメリカ始め世界中の人に信じ続けていて欲しいのですよ。それこそは日本では失われたロマンなのです!

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