2014
12.30

2014年映画ベストを出してみよう。@キネマ・アイランド

Category: 映画話
どうも、てくのすけです。「笑ってはいけない24時」は録画して観る派です。

2014年もあと一日となりました。早いもんですね。今年を振り返って色々語ろうかと思いましたが、めんどくさいのでやめときます。

さて、映画好きの年末恒例、年間ベストの季節です。昨年に引き続き当ブログでも出してみますよ。

ベスト対象は今年の1月1日~12月28日のあいだに「映画館で観た新作映画」になります。今年観た本数は122本。去年は121本なので同じくらい、と思いきや、2回以上観た重複分やリバイバル分を入れると軽く20本以上プラスされるので結果的には増えてました。レンタルやテレビ放送も加えると激増しますが、もうめんどくさいので数えません。さっきからめんどくさいって言ってますが、年末はゆっくりしたいという思いがついポロリと出てるだけで、選別作業はツラいながらも楽しかったですよ。まあ来年は諸事情により観賞数は多分減ると思いますけど。

2014年上半期ベストはこちら。
2014年映画・上半期ベストテンを出してみよう。@キネマ・アイランド

昨年のベストはこちら。
2013年映画ベストテンを出してみよう。@キネマ・アイランド

去年のベストなんて今見ると色々組み替えたいところもありますが、これはその時そういう気分だったということなんでね、変えません。今年の結果も今この時点の思いです。評価なんてもう一度観たらガラッと変わる可能性もあるんですよね。観る年代によっても印象は異なるし、出てた俳優が有名になってから観るとまた違った感慨があったりするし、観たときの体調や気分でも変わったりするので、そういう意味ではわりと水物だと言えるでしょう。でもどういう作品を観てどう感じたかを振り返るのは今の自分の傾向や思考や性癖を知る上でもいい材料になるものです。性癖?

前置きが長くなりました。選択の基準は作品の完成度とか世間の評判とかは関係なく「自分が好きだと思うもの」です。これって単に「面白かった」とか「良かった」とは微妙に違うんですよね。迷ったときは「繰り返し観たくなるかどうか」で決めました。詳しい感想はリンク先からどうぞ。

というわけで(ここでドラムロール)てくのすけの「2014年映画ベストテン」は以下のようになりました!(ここでファンファーレ)


1.ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
2.キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー
3.イコライザー
4.ホビット 竜に奪われた王国/決戦のゆくえ
5.ベイマックス
6.エクスペンダブルズ3 ワールドミッション
7.ゴーン・ガール
8.X-MEN:フューチャー&パスト
9.LEGO®ムービー
10.イントゥ・ザ・ストーム


特に奇をてらってはいませんが、上半期ベストから大きく変わってしまいました。単館系もそれなりに観てるつもりですがどうもビッグ・バジェットが多いのは、これはもう好みだからと言うしかないです。多分10位にそれが表れてますね。10位が何かってのはわりと選者の人となりを表すような気がしますよ。ちなみにどれだけ心が震えたか、というのも隠れ基準です。って言っちゃったら隠れてないよ。


1.ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
2014_01_Guardians_of_the_galaxy_01

今年最も期待し、かつ最も期待を越えた最高の一本。観終わった後あまりの多幸感に思わず劇場近くのビアバーに駆け込んで一人祝杯を上げたほどです。はみ出し者たちが成り行きで巻き込まれた銀河の危機に、自らの意思で立ち向かう姿はまさにヒーロー。笑える泣ける熱くなる、映画の楽しさがここにある。複雑化したマーベル・シネマティック・ユニバースに楔を打ち込む、痛快娯楽SFエンターテインメント。サントラも最高でした。ありがとう、ジェームズ・ガン!ちなみに4回鑑賞。4ドゥです!

最高な点をひたすら上げていこう。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』感想。(その1)
最高な点をひたすら上げていこう。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』感想。(その2)
最高な点をひたすら上げていこう。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』感想。(その3)

2.キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー
2014_02_captain_america_the_winter_soldier

こちらはマーベル・シネマティック・ユニバースの本道を行く、キャプテン・アメリカ続編。見事なポリティカル・サスペンスにして稀代のアクション映画、そしてキャップの見せる揺るがぬ信念。盾のマークはもはやアメリカではなく正義のシンボルそのもの。それを捨ててまで友を救おうとする思い。そして「キャプテン・アメリカはアベンジャーズで帰ってくる」!今こそ叫べ!左から失礼!

本当のヒーローがそこにいる。『キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー』感想。

3.イコライザー
2014_03_The_Equalizer

何気ない日常、そこに潜む悪を見て見ぬふりは俺の正義が許さない。デンゼル・ワシントンが静かなる調整人として都会の闇に蠢く悪党を鮮やかにマサクゥル(みな殺し)!淡々と過ごす日々から一転、職場のホームセンターでさえ戦場に変えるマッコールに、魂の滾りが止まりません。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』以外で唯一観終わった後祝杯を挙げた作品。最高。

ヤツこそは絶対的ジャスティス!『イコライザー』感想。

4.ホビット 竜に奪われた王国/決戦のゆくえ
2014_04_hobbit_3_2

これだけは特別に2作目『竜に奪われた王国』3作目『決戦のゆくえ』まとめての結果です。壮大なる中つ国サーガが遂に完結というのも、とにかくこの世界観が好きだからというのもありますが、やはり抜群に面白いんですよ。このシリーズだけはいくら上映時間が長くても気にならない、むしろもっと観ていたい。最大の功労者はやはりビルボ役のマーティン・フリーマン、彼なくしてはここまで引き込まれたかどうか。あとスラ様の眉毛。しかしまだエクステンデッド・エディションが残ってますからね!まだ終わってないよ!

あいつら最高だ!という点を挙げていこう。『ホビット 竜に奪われた王国』感想その1。
あいつら最高だ!という点を挙げていこう。『ホビット 竜に奪われた王国』感想その2。
友よ、うちへ帰ろう。『ホビット 決戦のゆくえ』感想。その1
友よ、うちへ帰ろう。『ホビット 決戦のゆくえ』感想。その2

5.ベイマックス
2014_05_baymax

確定していた今年のベストを急きょ変更する羽目になるほど、2回目の鑑賞で惚れこんでしまいました(最初はもっと低かった)。僕らの好きなあらゆる要素を取り込み、ワクワクの冒険ととめどない涙をくれたベイマックス、ヒーローとして活躍しながら最後までケアロボットとしての姿勢を崩さなかったベイマックスが好きすぎます。ちなみにゴーゴー派と見せかけてキャスおばさん派です。どうでもいいですね。

優しさはあなたを救えるよ。『ベイマックス』感想。

6.エクスペンダブルズ3 ワールドミッション
2014_06_expendables3

僕の中ではシリーズ最高傑作。アクション映画に対する、そしてアクション仲間に対するスライの愛が炸裂。これ以上ない豪華キャスト、若手パワーさえも手なずけるおっさん連中の底力、スナイプスの出所祝い、と見どころしかありません。そしてバンデラス最高。多幸感という意味では『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』にも引けを取りませんよ。

愛憎渦巻く男祭り!(愛多め)『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』感想。

7.ゴーン・ガール
2014_07_gone_girl

フィンチャーが作り上げた、もはやジャンル分けさえ無意味、文句の付けどころがない逸品。扱うのは実は普遍的なテーマであったりしますが、その描かれ方が常軌を逸していて最高です。この着地点は素晴らしい。どれだけ心が震えたかも選出基準と言いましたが、これは違う意味で震えますね。そしてここまでベン・アフレックのケツアゴを活かしたことも驚きです。

人生はドラマティック!『ゴーン・ガール』感想。

8.X-MEN:フューチャー&パスト
2014_08_xmen_daysoffuturepast

シリーズ続編がやらかしたこともありました。スピンオフがやらかしたこともありました。でもその全てを許せるほどのこの完成度。初代メンバーと『ファースト・ジェネレーション』メンバーを無理なく共存させ、ミュータントたちの行く末を描くこの物語を、シリーズ観続けて来た者が涙なくして観れましょうか。無理。ウルヴァリンは爪出して暴れるだけじゃないということを改めて思い知らせてくれます。

誰もが持ち得る真の能力。『X-MEN:フューチャー&パスト』感想。

9.LEGO®ムービー
2014_09_the_lego_movie

マニュアルに従う者とクリエイティブな者、両者にダメ出しし、かつ両者に価値を与えるという離れ業を、まさかレゴで出来た世界で味わうことになるとは。あらゆるドラマを盛り込み、あらゆるギャグで笑わせ、予想もしない感動で締めくくる。レゴの世界という制約を逆手に取った斬新かつ納得の構造が素晴らしい。Everything is Awesome!

秩序と自由と創造性、アンド・モア!『LEGO®ムービー』感想。

10.イントゥ・ザ・ストーム
2014_10_Into_the_storm

ディザスター・ムービーとしては今年ダントツ!自然の脅威に翻弄される人間の話、と言うとありがちだけど、自然の脅威の表現がブッ飛びまくってるし、翻弄される人間も定番の親子ドラマから青春ラブ話、命懸けの男のロマン、そしてクソユーチューバーと盛りだくさん。史上最もカッコいい特殊車両タイタスに感涙必至です。

逃げる、隠れる、耐える、そして飛ばされる。『イントゥ・ザ・ストーム』感想。


ついでに11~20位も、一言コメントと共に。

11.ウルフ・オブ・ウォールストリート
12.オール・ユー・ニード・イズ・キル
13.西遊記 はじまりのはじまり
14.フライト・ゲーム
15.インターステラー
16.GODZILLA ゴジラ
17.インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌
18.思い出のマーニー
19.フューリー
20.ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅



11.ウルフ・オブ・ウォールストリート (→感想)
野心と金と色欲という人間の神髄。ディカプリオ最高だよ。さあ歌え!ンーンー♪(どんどん)

12.オール・ユー・ニード・イズ・キル (→感想)(感想2)
トム・クルーズがこれだけ死ぬ映画というだけで既に唯一無二。

13.西遊記 はじまりのはじまり (→感想)
誰もが知る物語を、誰も知らない爆笑と涙へ誘う。坊主が頭を丸めるのは剃髪とは限らない。

14.フライト・ゲーム (→感想)
リーアム・ニーソンの最後の射撃シーンは今年最高のキメ画と言っても良いでしょう!

15.インターステラー (→感想)
宇宙の広大さと恐ろしさ、そしてその先にある無限の可能性に心躍らずにいられない。

16.GODZILLA ゴジラ (→感想)
初登場時のハワイ一連の流れは何度観ても震えが走る。怪獣王は蘇った!ちなみに3回観ました。5ジラには届かず。

17.インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌 (→感想)
うまくいかないけど情熱を忘れたわけじゃない。やるせないけど生きていかなきゃ。

18.思い出のマーニー (→感想)
大好きだから、二人は出会った。あの屋敷の思い出は心に残り続ける。

19.フューリー (→感想)
「戦争は良くないことだ」なんて表面的な台詞だけじゃあ戦争の残酷さは伝わらないのさ。

20.ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅 (→感想)
家族を顧みなかった父親が見せる、意地と矜持の家族愛。


こうなりゃおまけで21~30位まで。ここら辺まで来るともう順位とかあまり意味ないです。どれも好き。ここまで出すのに泣く泣く落とした良作はまだ山ほどあります。

21.ジャージー・ボーイズ
22.アメイジング・スパイダーマン2
23.テロ,ライブ
24.グランド・ブダペスト・ホテル
25.6才のボクが、大人になるまで。
26.神さまの言うとおり
27.her 世界でひとつの彼女
28.ニンフォマニアック Vol.1Vol.2
29.新しき世界
30.プリズナーズ


そして昨年もやったんですが「ランキングには入れなかったけどどうしても言及しておきたい作品」ってのを「ベスト・オブ・○○」として挙げてみます。順位付けじゃあ計れない、ここがこんなに良かったんだ!という点を書きなぐっております。あれこれ17部門ほどお付き合いください。多いな!


★ベスト・オブ・クライマックス
『ジャージー・ボーイズ』 (→感想)

最も燃えたクライマックスは『ザ・レイド GOKUDO』のシラット対決ですが、最も盛り上がりが素晴らしく魂震えたのがこれ。フランキーの「君の瞳に恋してる」からラストの4人、そしてエンドクレジットのミュージカルには感涙のブラボー!もう一回観てたら多分ランキングが変わってたと思います。

逆に『ラッシュ プライドと友情』は最も盛り上げるべきクライマックスでまさかの展開があるのが印象深いです。


★ベスト・オブ・ミステリ
『サード・パーソン』 (→感想)

キッチリしたミステリーなんだけど、キッチリしているというところに辿り着くまでが難しいという意味で『サード・パーソン』はミステリー好きとしては挙げておきたいです。『フライト・ゲーム』もミステリーなのでリーアム・ニーソン出ずっぱりですね。後は『鑑定士と顔のない依頼人』も見事でした。『記憶探偵と鍵のかかった少女』は期待してただけにちょっと残念。『サボタージュ』もミステリーですが新たなシュワ映画としての魅力の方が印象が強いです。あ、『万能鑑定士Q モナ・リザの瞳』なんてのもありました……綾瀬はるかが可愛かった、とだけ言っておきます。


★ベスト・オブ・サブ・ヒーロー
『キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー』より
ファルコン
 (→感想)
キャップと似た過去を持ち意気投合するファルコンことサム・ウィルソン。引退した身なので余計なしがらみもなくキャップに協力できるうえ、ちょうどよくファルコン・システムの張本人だという勝手の良さ。『ウィンター・ソルジャー』の劇中でただ一人「フォ――!」ってノリノリで叫びながら戦うファルコン、良いです。ちなみに演じるアンソニー・マッキーは『ペイン&ゲイン』(これも最高)を観たあとだと若干クズ属性が感じられるんですけどね、でもそれはそれで親しみがわきます。

あと『ベイマックス』の仲間たちとかも良いですね。中でも抜群なのがゴーゴーです。これは活躍度合い以前に個人的好みです。ゴーゴーの腕の装備はちょっとキャップっぽいね。


★ベスト・オブ・巨大モンスター
『ライズ・オブ・シードラゴン 謎の鉄の爪』より
シードラゴン
 (→感想)

これは本来なら『GODZILLA』のゴジラ、『ホビット 竜に奪われた王国』のスマウグなどが順当なところですが、敢えて観た人が少ないであろう香港映画『ライズ・オブ・シードラゴン 謎の鉄の爪』を挙げておきます。海を脅かす謎の巨大生命体として最後の最後まで姿を見せず、遂に現れたときの「え、これ、○○○……?」という肩透かしを感じそうになりながらも意外と悪くないデザイン、何よりその暴れっぷりが凄まじいです。


★ベスト・オブ・ロボット
『楽園追放 Expelled from Paradise』より
フロンティアセッター
 (→感想)

本当は『ベイマックス』なんですがそれも当たり前すぎるのでこちら。フロンティアセッターの何がイイって「音楽の良さを論理的に解析して人間の感情を理解した」ってところなんですよ。『楽園追放』は球体の戦闘ロボ「アーハン」も超カッコ良かったです。

『インターステラー』のTARSとCASEも捨てがたいですね。あのモノリスがあそこまで変形可能というギミックがたまらんです。『her 世界でひとつの彼女』のサマンサや『トランセンデンス』のジョニー・デップはロボットというか人工知能ですがほとんど人間に近い思考なので「ロボット感」は薄いかも。あと新『ロボコップ』は結構好きです。あの「ほとんど残ってない」は衝撃でした。続編観たいけどなーちょっと無理かなー。


★ベスト・オブ・人外
『猿の惑星:新世紀(ライジング)』より
シーザー
 (→感想)

人型だけど人間じゃないヤツのベストです。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のグルートや『アナと雪の女王』のオラフ、『ドラキュラZERO』のコウモリ分身スキルのドラキュラ伯爵も捨てがたいですが、ここは新たなる地球の支配者であらせられるシーザー様にしましょう。思慮深い瞳、毅然とした行動力、誰もが惚れるリーダーシップ。「Apes!Don't!Want!War!」ですよ。もう地球はあんたに任せた!


★ベスト・オブ・時間経過
『6才のボクが大人になるまで。』 (→感想)

12年の歳月をかけて1本の映画にするってドキュメンタリーではありそうだけど、これフィクションですからね。それだけで観る価値ありです。6才だった少年が文字通り成長していくのは何にも替え難い説得力。

他には『インターステラー』の23年ってのもスゴいですね。経過年月を告げられた時のあのやっちゃった感。


★ベスト・オブ・Fuck!
『誰よりも狙われた男』 (→感想)

別にベッドシーンのことじゃなくて、台詞の中で言われた「Fuck」が印象深かったもののことです(紛らわしい)。単なるベスト台詞としては『キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー』よりキャップの「左から失礼!」、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』よりロケットの「Oh Year…」、『GODZILLA』より芹沢博士の「We call him...ゴジラ!」とかあるんですけど。

当然、劇中506回も「Fuck」と言う『ウルフ・オブ・ウォールストリート』かと思いきや、それを押さえたのは『誰よりも狙われた男』フィリップ・シーモア・ホフマンの渾身の「Fuck!」でした。本当に最高でした。あの叫び方は同じように叫びたい状況ってのが実生活によくありますね。あんな凄い「Fuck!」は彼にしか言えなかったでしょう。R.I.P.


★ベスト・オブ・キャッチコピー
『イントゥ・ザ・ストーム』より
「イントゥせよ!」
 (→感想)

公開前は「捻りのないダサいコピーだな(ワラ」とか言ってましたが、本編観た後だともうこれしかありえないというほどピタリと合ってました。ホントにね、イントゥするしかないんですよ!イントゥした先に真実があるんですよ!!

ちなみにキャッチコピーのワーストは『STAND BY ME ドラえもん』の「ドラ泣き」です。最初から泣かせる気満々の作りは本当に気持ち悪いです。


★ベスト・オブ・理解不能
『複製された男』 (→感想)

内容が難しいというか、どう解釈していいか困るものもありますね。『複製された男』はエンドロールが始まった瞬間に「分かんねぇぇぇぇ!」と叫びそうになりました。ここまで観る者に解釈を委ねると言うか豪速球でブン投げる不親切さも珍しい。でもつまんないわけじゃなくて、思考を促すヒントや解釈の足掛かりみたいなものは随所に散りばめられてて、それを拾い集めて組み立てるのは嫌いじゃないです。でもワケわかんない。

他には『オンリー・ゴッド』とか『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』とかもワケわかんない系ですけど言わんとしてることはまあ伝わりますからね。『LUCY ルーシー』は全く難しくはないですが、ベッソンの頭の中はある意味理解不能だなということで(ホメてます)。


★ベスト・オブ・嬉しい誤算
『ヘラクレス』 (→感想)

さほど期待してなかったらドえれえ面白かった!と言えばこれです。予想してた展開をいい意味で裏切り、そこに大いなる説得力を与えたロック様の筋肉は神話級と言ってよいでしょう。

他には、観る者に痛みを感じさせる凄まじさで近代戦を描いた『ローン・サバイバー』、ありがちなネット話から複数のドラマが深みを見せる『ディス/コネクト』も挙げておきたいです。


★ベスト・オブ・コミック実写化
『アメイジング・スパイダーマン2』 (→感想)

これは日本のコミックを想定してたんですが、『るろうに剣心 京都大火編』『伝説の最期編』はアクションは最高だったもののドラマ部分がいまひとつだったし、『寄生獣』は完結編を観ないとまだ何とも言えないし、『ホットロード』は原作読んでないしと、ベストと冠するにはどれも微妙に抵抗がありまして。(後で出てくる「あれ」は論外です)

そう言えば今年はアメコミ映画が大豊作。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』『キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー』『マイティ・ソー ダーク・ワールド』『X-MEN:フューチャー&パスト』『キック・アス ジャスティス・フォーエバー』『ベイマックス』ととんでもない数のアメコミ映画が出てきましたが、僕が最もコミックのイメージに近いような気がする(全部は読んでないので正確ではないですが)と感じたのが『アメイジング・スパイダーマン2』のスパイディでした。軽口叩きながら飛び回るあの雰囲気。でも抜群にヒーローしてる。特にライノ戦の一連の流れ、最高です。


★ベスト・オブ・リバイバル
『ヒーロー・ネバー・ダイ』

特別に新作映画以外のリバイバル上映から一本。これは今回初めての鑑賞でしたが最高でした。殺し屋二人の不器用な男の友情、泣けます。リバイバルじゃなければランキングに入れてたかも。あとはそうですね、『ゴーストバスターズ』はやはり何度観ても面白い、というのを再認識しました。何やら新キャストで企画が動いていると言う噂もあって非常に期待です。


★ベスト・オブ・尻
『荒野はつらいよ アリゾナより愛をこめて』より
リーアム・ニーソン
 (→感想)

『ゴーン・ガール』ロザムンド・パイクの下着姿や『GODZILLA』エリザベス・オルセンのホットパンツ姿を押さえて、これです。……これか……。いやもう、あんなにキレイに「プリッ!」と出されたら「ベスト!」って言うしかないでしょう。おまけに「西部開拓時代のアメリカに日本の華道が!?」と思いかねないアレですからね。もっと他にも尻映画はあった気もするんだけど吹っ飛んじゃいましたね。


★ベスト・オブ・おっぱい
『300 帝国の進撃』より
エヴァ・グリーン
 (→感想)

これは迷った挙句、『300 帝国の進撃』で山ほどの雄っぱいを一撃で粉砕するインパクトだったエヴァ・グリーンに。『オールド・ボーイ』のエリザベス・オルセンも素晴らしかったですが、あのモザイクの入れ方はあまりに酷かった。『アデル、ブルーは熱い色』もそのシーンだけ切り出すとエロいんですが(ダブルだし)、通して観るとそうでもないんですよ。『ニンフォマニアック Vol.1』『Vol.2』はエロしか語ってませんが、おっぱい出過ぎなんでありがたみは薄いです。もし『私の男』で二階堂ふみがポロリしてたらあるいは、というところでしょうか。何かゲスなことばかり言ってるように思われそうですが、違いますから!芸術的視点ですから!

本当は『キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー』のクリス・エヴァンスかな、とも思ったんですが、尻に続いてさすがにおっぱいまでその線と言うのは僕のプライドが許しませんでした。


★ベスト・オブ・山崎紘菜
『神さまの言うとおり』より
山崎紘菜
 (→感想)

ベスト・オブ・山崎紘菜と言うか、山崎紘菜こそベストと言うべきか。TOHOシネマズはさっさと『山崎紘菜 TOHO前説集2014』のDVDを発売しなさい。需要は確実にあります。頼むから出してくれ。頼む。


★ワースト
『ルパン三世』 (→感想)

例年なら「ワーストなんて出しても面白くないっすよー」って感じで濁すんですが、今年は即答します。観終わった後、あまりの酷さに飲まずにはいられなくて一人ビールをあおってましたよ。これに比べれば『魔女の宅急便』は小柴風花ちゃんが抜群に可愛いから全然許せるし、『MONSTERZ』は藤原竜也の「死んでも殺す!」がなんか面白かったのでまだマシです。

 ※

本当はもっと書きたいんですけど、キリがないのでやめときます。とにかく「順位が低いから観る価値がない」なんて思うのはもったいないよ、という思いがあってですね、やはり自分で観てみないと自分の好きな作品かどうかは分からないわけですよ。僕はあまり「オススメ!」「必見!」とは書かず「(自分では)最高!」という感じで言うんですけど、それも同じ理由なのです。と言うわけでランキングよりベスト○○の方がコメントが長くなってしまいました。

さて、今年もたくさんの面白い映画に出会えて大変ハッピーでした。2015年も期待の大作からダークホースな小品まで、多くの面白い映画が観れることを楽しみにしております。

スポンサーサイト
トラックバックURL
http://cinemaisland.blog77.fc2.com/tb.php/868-542588cf
トラックバック
back-to-top