2014
08.14

激おこプンプライム!『トランスフォーマー ロストエイジ』感想。

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Transformers: Age of Extinction / 2014年 アメリカ / 監督:マイケル・ベイ

あらすじ
ブッコロス!



てっきり前3作で完結かと思っていた『トランスフォーマー』シリーズ、その第4弾。平和を乱す存在として人類に駆逐され始めた金属生命体トランスフォーマー。そんななか、解体工で発明家のケイドが偶然見つけたトレーラーはあの人だった!

リブートという噂もありましたが、キャスト総入れ替えにも関わらずちゃんと続編です。何と言っても破壊王マイケル・ベイが監督続投なので、ド派手な爆発、撃ちまくりの銃撃、熾烈な格闘、怒涛のクラッシュ、キメキメのショット、ホットパンツの女子、とマイケル・ベイに期待するものは全部見せてくれます。CGのロボだけでなく生身の人間も大爆発に晒されたりは当たり前。中身が薄いとか頭が悪いとかそんな指摘はベイの前ではむしろホメ言葉!

上映時間165分があっという間!ということはなく「そこ削ってよくね?」という部分もかなりありますが、詰め込みまくって全編エキサイティングなので勢いで観れてしまうベイマジック。ここぞというときのスローには「Year!」ってなっちゃうし、随所にキメのカットが出てきてカッコいい。そう、カッコいいんですよ。これは大事なことです。絶妙のタイミングで投入される恐竜型トランスフォーマー、ダイノボットもそう。

ストーリーは煩雑な設定を盛り込んだわりには結構まとまってる印象。我らが司令官オプティマス・プライムは人間に裏切られてすっかりやさぐれてしまいます。激おこプンプライムです。デザインも攻撃的になり「キルユー!」を連呼する愚連隊司令官として大暴れだ!仲間のオートボットもおなじみバンブルビー以外は総入れ替え。総勢5名(小さいの入れて6名)と少なめですが、カラーリングやキャラ付けで今までより認識しやすくなってるのはイイです。その中の一人、侍+忍者なドリフトの声は渡辺謙で、「ああ謙さんの声だ」って所々分かるし、あとジョン・グッドマンが声当ててるハウンドが体型とか動きがまんまグッドマンです。

人間の主人公は今までのシャイア・ラブーフからマーク・ウォールバーグにチェンジ。個人的に今までのシリーズではサムの調子こいた若造キャラ(美人の彼女あり)にノレないものがあったんですが、同じベイ監督作『ペイン&ゲイン』から続くアメリカンドリームを求める男のある種の真っ直ぐさと破天荒さが上手くハマってるし、人間がオートボットと共闘する姿も今までで一番良くて、ウォールバーグの安心感は大したもんだと思えるので起用は成功かと。ちなみにサムは名前さえも全く出てきません。多分消されたんでしょう。発明家のマーク・ウォールバーグが悪党と戦うマッチョバーグにトランスフォームするという意味でもこれは『トランスフォーマー』です。生身で敵ロボに挑む姿もマッチョバーグならありです。出来れば『アルマゲドン』並みに娘の彼氏にショットガンぶっ放すくらいはして欲しかったですが。しかし役名がケイド・イェーガーってのは『パシフィック・リム』を思い出してアガりますな!今までのシリーズで一番好きかも。

↓以下、ネタバレ含む。








ロボット出るシーンより燃えたのは、香港のボロい超高層アパートの壁というジャッキー映画張りの舞台でのマーク・マッチョバーグの格闘アクションですよ。あそこあと10分くらい観たかった。あとスタンリー・トゥッチがチャーリーズ・エンジェルみたいな美女3人従えて登場して「ここが未来だ」とか言うのもアホみたいで面白いです。助手の焼死体を執拗に映すという、どうかしてる感じもスゴかった。ただビル屋上で牛乳を飲むという全く意味のないシーンは、宣伝のためとはいえなんかねえ。その手のタイアップはやたら多くてそれだけで時間が40分延びたという話も聞きますね。特に中国に対しては後半無理やり中国を舞台にしたりと少し媚びすぎにも思えます。まあそのわりには香港の街を物凄い勢いでブッ壊していく遠慮のなさなので「まあいいか」と思ってしまうんですが。

それにしてもベイはキャラに愛着とかないんでしょうかね。1作目の「オォウ……ジャァズ」から前作のアイアンハイドまでどんどん消えていくし、今作は遂にラチェットまで。もはや創設時のメンバーはオプティマスとバンブルビーだけで皆卒業してしまった……(AKBか)。

今作に至っては敵ロボの変形が流動的に形が変わるブロック型みたいになってしまい、変形プロセスがどんどん複雑になって分かりにくくなっていくのを超えてもはやトランスフォームじゃないというのは残念です。その分ダイノボットが超イカす!まさか恐竜絶滅がトランスフォーマーのせいという設定まで付けてくるとは。もっと頻繁に変形を見せて欲しかったけど、それでもあのデカいのに乗って突撃してくるオプティマス最高じゃないですか。ビーとオプティマスが人間3人を抱えたり放したりしながら車を飛び越えていく横スクロールスローアクションも最高。超高層ビルを渡すワイヤーから落下するのをビル削り落としながら助けるビー最高。通りすがりのトレーラーをスキャンしてクソボロいのから一気に美麗になるオプティマスやパチもんに激怒する利かん坊のビーとかも最高。あとラストで『リベンジ』の大層な飛行装備をあざ笑うかのように普通に飛んでいくオプティマス最高。

最後の終わり方にはおったまげました。これはつまり怒りのオプティマスが紳士に戻り、最後にまた怒りのあまり空まで飛んでしまうという「あいつを怒らせたらマジ怖い」という話ですね。メガトロン様もガルバトロンとしてちゃっかり復活しそうだし、まだまだシリーズは続きそう。次作ではベイは監督はやらないと言う話も聞きますが果たして。とりあえず次はもう少し短くしてくれ……。


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