2014
03.19

あいつら最高だ!という点を挙げていこう。『ホビット 竜に奪われた王国』感想その2。

Hobbit2_2
The Hobbit : The Desolation of Smaug / 2013年 ニュージーランド、イギリス、アメリカ / 監督:ピーター・ジャクソン

あらすじ
樽って結構浮きます。



『ホビット』シリーズ第2弾の感想、今回は続きです。

前回の「感想その1」はこちら。
あいつら最高だ!という点を挙げていこう。『ホビット 竜に奪われた王国』感想その1。

『ロード・オブ・ザ・リング』のときは原作(文庫9冊)を読破してから観ましてですね、それだけに「あれをどう映像化するのか」という楽しみがありましたが、今回は原作未読なので話の展開自体が楽しみです。ちなみに原題は『スマウグの荒らし場』であり、原作に慣れ親しんだ人にはガッカリな邦題でしょうが、劇中廃墟となったデイルの街を指して「荒らし場」とは言うもののその街には寄らないし、『竜に奪われた王国』の方が内容としては的確でシリーズ知らない人にも伝えやすかったんでしょうね。「竜」「王国」というキーワードがファンタジーど真ん中なので個人的にはそこまで拒否感はないですが、まあ元のままの方が原作と対比させたときに美しいですけどね。

シリーズ未見の人は、できれば『ホビット 思いがけない冒険』くらいは観てからのほうがいいと思いますが、それが間に合わないなら公開してる間に観てしまうべきです。可能であれば劇場でしか観られないHFR(ハイ・フレーム・レート)3Dで!ヌルヌル動くぞ!ああ、前作から一年待ったかいがあった(感涙)……そしてまた一年待つのか(血涙)!

というわけで、前回に続きキャラごとに語ってみますよ。

↓以下、ネタバレ含む。








・フィーリ
弟キーリのため王に逆らってまで自ら船を降りる男気を見せるフィーリ。しかし彼の一番の見せ場はそんなお兄さんなシーンでも戦闘シーンでもなく、エルフに捕えられた際に次々と没収される武器の数々ですね。用意周到と言うか用心深いと言うか。でも全部見つかってしまい、取り上げられるときの「あちゃぁ……」っていう顔が絶品。6、7本くらいまでは数えましたが、実際は一体何本持ってるの?誰か教えて。

・バーリン
ドワーフ一行の知恵袋、この人がいるからこそドワーフたちはまだまともに旅が出来ているのです。トーリンに先頭を歩かせたら道に迷うしな。バルドとの交渉も彼の功績。かと思うと、アーケン石の最低限の情報だけを与えてビルボを竜の住処に送り出す、仏の顔をした鬼でもあります。トーリンには少し遠慮があるように見えますね。

・ドワーリン
いかにも戦士という頑強な体と、作品中随一の眼光とハゲ頭で他者を圧倒する武闘派ドワーフ。しかしバルドの家に入るための苦肉の策で、小娘に「どうしてトイレからドワーフが出てくるの?」と言われておかんむりです。樽下りではレゴラスに頭踏まれてこれまたおかんむりです。基本的に怒ってます。樽下りと言えば、川に架かる丸太橋をドワーリンを筆頭にみんなの連携で叩き折るシーンは痛快でした。

・オイン、グローイン
オインは前作でゴブリンに踏み潰された補聴器をペチャンコのまま使い続けています。ちゃんと聞こえてるんでしょうか。たまに「あれ?よく聞こえねーわ」みたいな顔をしますが、そりゃ聞こえないだろう。グローインはギムリの父親ですが、60年後に息子とコンビを組むエルフと出会っていたとは思いもしなかったでしょう。舟で湖を渡るとき金を出すのを渋ってましたが、はなれ山の御威光を見た途端に全額差し出すあたり、悪い宗教にハマらないことを祈るばかりです。

・ドーリ、ノーリ、オーリ、ビフール
ドーリ、ノーリ、オーリはちょっと地味な三兄弟ですが、ノーリは星形、オーリはおかっぱと、髪型にインパクトがあります。その二人とよく一緒にいたり叱ったりしてるのがドーリです。ビフールは頭になんか刺さってますが元気です。

これで前回と合わせてドワーフは全員挙げたかな?ビルボに言われて潜り込んだ樽から一斉に顔出すドワーフたちは最高でしたね。カワイイ。あの中にトーリンやドワーリンもいたと考えると余計カワイイ。

・ガンダルフ
お馴染み灰色のガンダルフ。今回の騒動の火付け役はこの爺さんだった、というのが冒頭で明らかになります。またあんたか。そしてこれからが本番、というときにいなくなります。またか。そして取っ捕まります。またか!魔法使いは世界を守る者とは言えガンダルフは単独行動が過ぎますね。『LOTR 二つの塔』でも同じような目に会いますが、こうして見ると『二つの塔』との対比が結構目に付きますね。自信満々に「こっちじゃ」とか言いながら「そう願う」とか「さもなくば」とか余計な一言を付け加えて観る者を不安にさせるのが油断ならない爺さんですが、でもイアン・マッケランのガンダルフとしての喋り方が大好きなので、ガンダルフはこれでいいのです。

・ラダガスト
「中つ国のムツゴロウさん」こと茶色のラダガストも再び登場。ガンダルフにやたら足場の危ないところに呼び出されたり、話を聞いた後はさっさと行けと言われたり、なんだかいいように使われてます。大丈夫でしょうか。でもラダガストが出ると和むよねー。

・ビヨルン
皮を変える者、という種族。分かりやすく言えばゾオン系の能力者ですが彼が一族最後の生き残り。今後も絡むんでしょうか。クマから人間の姿になってもまだ若干クマっぽいです。

・バルド
演じるのがクリス・エヴァンスなので登場時からメインキャラなのは明白ですが、デイルの領主の子孫ということで人間族の中心となってきそう。樽を魚で埋めてドワーフたちを密航させたりトイレから入らせたりとなかなかのアイデアマン。スマウグ退治の鍵を握ると思われるので本当の活躍は次回かな。息子もよく働いてくれます。ついでに言うと、湖の街の頭領はかなりダメな人っぽいですが、その腰巾着の眉毛が両津勘吉なので侮れません。

・スランドゥイル
闇の森のエルフ王。融通が利かないのは、恐らく過去に味わった竜の恐怖から来ているのでしょう。半分焼かれた顔を魔法で隠してるのは衝撃。種族の長としての信念ではあるんでしょうが、とても保守的です。息子のレゴラスが後に裂け谷にやってくることを考えると、今後親子間での確執があるんでしょうかね。と、色々冷静に語りたいところなんですが、ダメだ。あの眉毛に全部持ってかれる。登場シーンが眉毛のアップというのがね、もう眉毛推し全開じゃないですか。名前は覚えられなくても「眉毛の人」で通じますよスラさんは。あと顔だけクイッて近付けてくる姿勢が荒木飛呂彦キャラみたいです。スタンド出しそうな雰囲気があります。

・サウロン
はい来ましたラスボス。更なる脅威として遂に登場。復活のためアゾグたちを使って暗躍してたことが明らかになりますね。アングマールの魔王の墓所も出てきたりするので『LOTR』への布石も整いつつあるようです。あの巨大な目の瞳部分だと思ってたのが、実はサウロンの立ち姿だったというのは軽く衝撃。目じゃない……のか?

・オーク
相変わらず小汚さ満載のオークたち。それにしても個々の容姿がみな個性的なのはホント凄いなあ。今回は首領のアゾグに加えボルグという巨漢が登場し、レゴラスと張り合う強さを見せます。このボルグ、日本語字幕ではタウリエルのことを「メス犬」とか呼びますね。英語字幕では「She-Elf」だったはずですが、下衆っぽさがさらに増してます。

・ゴラム
今回は出ませんよ、いとしいしと。

 ※

というわけで、いいところで終わってしまうためキャラごとの感想も半端にならざるを得ませんね。最終的にどうなるか分かんないんだもん。果たしてビルボやトーリンはどう動き、どんな結末を迎えるのか。大空に羽ばたいたスマウグはどんな暴れっぷりを見せるのか。とりあえずガンダルフを怒らせたらどうなるかは、オークたちが身をもって知ることになるでしょう。早く続きを観たいよピージャクさん。待ってます!


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