2013
11.24

SF映画ベストテンを選んでみよう。

Category: 映画話
「男の魂に火をつけろ!」さんの「SF映画ベストテン」に参加します。

SFって広義で捉えるとものすごく広くなっちゃうんですよね。宇宙旅行、宇宙人関連、時間旅行、超能力、近未来、怪獣、ロボット、科学の暴走と、一口に空想科学と言っても非常に多岐に渡ります。絞れない!ムリ!と言うわけで、自分ルールとして他のジャンルの比重が高いと感じる者はスパッと対象外にしました。

外したジャンル、まずはヒーローもの。このジャンルだけで大いに悩むベストテンが作れるので除外。これにより『アベンジャーズ』『ウォッチメン』等が外れます。次にアドベンチャー色が強いもの。これにより生涯ベストである『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が外れてしまい、ちょっと泣いてます。そしてロボットもの、怪獣ものも除外。これまた生涯ベスト級の『パシフィック・リム』が外れちゃうけど、まあ2013年ベストテンを席巻するのは確実なのでいいや。ああ、大好きな『アイアン・ジャイアント』も外れてしまう。またファンタジー色が強いものも。僕の場合『バタフライ・エフェクト』はこれに当たるので外しました。まあこんな自分ルールは他の人には何の意味もないんですけど。

というわけで悩んだ結果、以下になりましたよ。



1位 『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』
Star Wars Episode IV A New Hope / 1977年 アメリカ / 監督:ジョージ・ルーカス

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マーク・ハミル、ハリソン・フォード 他

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これはもう説明不要、SFを圧倒的なメジャージャンルに押し上げた作品と言っていいでしょう。まさにスペース・オペラのエポック・メイキング。超能力の概念に「フォース」と命名したことが素晴らしい(昔の字幕では「理力」って言ってましたけど)。迫力の宇宙戦闘、愛すべきドロイドやエイリアンたちも魅力的。いくらでも広がる世界観や血脈を描くドラマによってその後のシリーズも燃えまくるし、実は高度な政治的戦略に端を発していたり、善悪では割り切れない部分もあったりするのがイイです。シリーズの他作品も捨てがたいですが、選ぶなら単体作品としても完成している『EP4』で。

2位 『ギャラクシー・クエスト』
Galaxy Quest / 1999年 アメリカ / 監督:ディーン・パリソット

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(2009/04/10)
トニー・シャルーブ、シガニー・ウィーバー 他

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宇宙探検ドラマで人気があったものの今は落ち目の出演者たちが、本当に宇宙に行って冒険することになるコメディ。SF版『サボテン・ブラザーズ』なんですが、これが笑えて泣ける素晴らしい出来。笑えて泣けるコメディ大好きなんですよ。元ネタは『スタートレック』で、スポックに当たる唯一の宇宙人クルー役のアラン・リックマンのトカゲヘッドは出色。また、最近は出オチ感の強いシガニー・ウィーバーですが、これを観れば彼女がどれだけセクシー女優かということが分かります。

3位 『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』
1984年 日本 / 監督:押井守

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(2002/09/21)
平野文、古川登志夫 他

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タイムスリップとは似て非なる「同じ時間を繰り返す系」作品。『うる星やつら』という既存のフォーマットを使いながらも、押井守がその作家性をいかんなく発揮しています。繰り返される学園祭の前日、出られない友引町、疑問を持つ人が姿を消していくサスペンス。なぜ繰り返されるのかという理由も含め、ミステリアスで最高。押井監督作はいまだにこれが一番好き。ただ「うる星やつら」のキャラ設定くらいは知らないと楽しめないのが難点でしょうか。

4位 『月に囚われた男』
Moon / 2009年 アメリカ / 監督:ダンカン・ジョーンズ

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(2011/02/23)
サム・ロックウェル、ケヴィン・スペイシー 他

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月基地で一人任務に当たる男が遭遇する物語。「宇宙と科学」という実にSFらしい一遍。宇宙空間の静寂が否応なしに描かれるいというのがまず個人的にポイント高いんです。さらに静寂から派生する孤独、その孤独が解消される思わぬ展開。科学の使い方へ警鐘を鳴らしつつ、サスペンス満載で魅せます。ほとんどサム・ロックウェルしか出ませんが、見飽きるどころかサム・ロックウェルのファンになること受け合い。

5位 『E.T.』
E.T. The Extra Terrestrial / 1982年 アメリカ / 監督:スティーヴン・スピルバーグ

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ディー・ウォーレス・ストーン、ヘンリー・トーマス 他

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「異星人との交流もの」としてはどうしてもこれを上げてしまいます。E.T.のあの造形は一見気持ち悪いと思わせてたまらないカワイさがあるのが素晴らしいし、自転車が飛び立つシーンは何度観ても震える。小さい頃はエリオットに感情移入して宇宙人と友達になることに憧れたものですが、今改めて観ると「私もずっとE.T.に会いたかった」って言う政府のおじさんの心情のほうが近くなってしまったなあ。ビッチとして名を馳せたドリュー・バリモア演じる妹ちゃんもカワイイ。子供に見せたいSFナンバーワンです。
 
6位 『2010年』
2010: The Year We Make Contact / 1984年 アメリカ / 監督:ピーター・ハイアムズ

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(2010/04/21)
ロイ・シャイダー、ジョン・リスゴー 他

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え、2001年じゃないの?と言われそうですが、これはその正当な続編であるハードSF。でも知名度低そうだなー。『2001年宇宙の旅』はもちろん「スゴい」作品ですが、こちらは「面白い」。米ソ冷戦時代を背景にアメリカとソ連の宇宙飛行士たちが前作で音信を絶ったディスカバリー号の探索に向かいます。宇宙空間の静謐さ、それによる不気味さや神聖さ。全長2kmの巨大モノリス。そして突如放り込まれる異次元の世界。たまらん!ロイ・シャイダーにジョン・リスゴーとみんな若く、特にヘレン・ミレンの美しさは際立ちます。完全に少数派だとは思いますが僕は『2001年』よりこちらのほうが好きです。終盤寝てしまうこともないし。しかし現実では2010年でさえもう過去になってしまったのだね……

7位 『トゥモロー・ワールド』
Children of Men / 2006年 イギリス・アメリカ / 監督:アルフォンソ・キュアロン

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(2007/03/21)
クライヴ・オーウェン、ジュリアン・ムーア 他

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「舞台が近未来で宇宙が絡まないもの」(なんだこの細分化したジャンル)として挙げたいのはこれ。臨場感あふれる長回しで繰り広げる逃避行の果て、響き渡るたった一人の鳴き声が戦場の時間を止める。強くないクライヴ・オーウェンも存在感あってイイ。
 
8位 『ジュラシック・パーク』
Jurassic Park / 1993年 アメリカ / 監督:スティーヴン・スピルバーグ

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(2012/06/20)
リチャード・アッテンボロー、サム・ニール 他

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「暴走する科学もの」はこれ。今やCG表現は自然なのが当たり前ですが、当時ここまで違和感のないCG表現はなかっただけでなく、物語のスリルを担う重要な要素としてフィーチャーされていたことが画期的。車で逃げてるのに追いつきそうなティラノとか厨房に入ってくるラプトルとかマジ怖い。『激突』や『ジョーズ』のスピルバーグの真骨頂でした。一番手に汗握ったのは車のガラスがピキピキ言うシーンです。って恐竜関係なかった!

9位 『インデペンデンス・デイ』
Independence Day / 1996年 アメリカ / 監督:ローランド・エメリッヒ

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(2012/05/11)
ウィル・スミス、ビル・プルマン 他

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「宇宙人侵略戦争もの」はこれ。『バトルシップ』とどちらを入れるか凄く悩みましたが、超巨大宇宙船、ホワイトハウス爆破、大統領演説、エイリアンをグーで殴るウィル・スミスが大好きなのでこちらを。ラストの逆転手段はもはやご愛敬です。

10位  『パラサイト』
The Faculty / 1998年 アメリカ / 監督:ロバート・ロドリゲス

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(2012/04/04)
ジョシュ・ハートネット、イライジャ・ウッド 他

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「あなたの隣に宇宙人もの」はこれ(なんかもうジャンル付けがおかしい)。地球人に化けたエイリアンが襲いくるわけですが、舞台が高校であるため青春学園モノの側面もあったりします。何と言ってもエイリアンかどうかを確かめるすべが「ヤクをキメる」というのが最高!ライトでありながら、誰がエイリアンか分からないスリルやとんでもないラスボスにお色気まであって楽しい。ロドリゲス監督の小気味いい演出、イライジャ・ウッドやジョシュ・ハートネットら若手スターたち競演がイイです。ロバート・パトリックのヤバさは『T2』にも負けてないです。

次点 『クラッシャー・ジョウ』
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(2001/03/14)
竹村拓、佐々木るん 他

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1983年 日本 / 監督:安彦良和

ランク外になりましたが「スペース・オペラ」としてはこれもぜひ推したい!クラッシャーと呼ばれる宇宙の便利屋ジョウと仲間の4人が繰り広げる空想科学宇宙活劇。高千穂遙原作、安彦良和キャラデザのこの作品は、魅力的なキャラクターとワクワクの冒険とハラハラのサスペンスがたまらない王道の傑作!ただ、いかんせん小学生くらいのときに観たきりで観返して確認することができなかったので10以内からは外しました。これがいま観ようとしてもレンタルにないどころか単品でのDVD化さえされてないらしく、ぜひとも早く復刻して欲しいところです。

 ※

というわけで、スピルバーグ作品を2つも入れてしまったためにメジャー感が強くなってしまいましたが、あまり時間かけてもますます悩むだけなのでこんなところで。あれ、サム・ロックウェル出演作も2作品入ってた。好きなSFは他にもあるんですけどね。超能力ものなら『クロニクル』、コメディなら『宇宙人ポール』、ループ系なら『ダークシティ』、ハードSFなら『オブリビオン』、近未来なら『リベリオン』なども入れたかったんだけど。もちろん揺るぎない名作として『2001年宇宙の旅』や『猿の惑星』、『ブレードランナー』や『ターミネーター』『エイリアン』なども入れたかったんですが、そのあたりは他に推す人も多いだろうからいいやーということで。

それにしてもSFってやっぱ幅が広いよなー。元々好きな作品が多いジャンルでもあるので10本に絞るというのはなかなか酷でしたが、それだけに楽しかったですよ。


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