2013
05.04

キュン度高いな!『図書館戦争』感想。

library_wars
2013年 日本 / 監督:佐藤信介

あらすじ
本の自由を守れ!発砲を許可する!



原作未読、アニメも観てない状態で鑑賞したんですが、どうしよう、これ結構好きだ。

表現を規制するメディア良化法の制定により、不適切とされた創作物がメディア良化隊により規制される。これに対し図書館法を有する公共図書館が本の自由を守るため対抗する。というのが背景ですが、要するに焚書の話を現代に当てはめたIFの物語ですね。ファンタジーです。だから図書館で銃を撃ち合うというどこか不思議な感覚も織り込み済みの設定。そもそも良化法案で銃火器の使用を認める、という冒頭の説明が出る時点で、設定はファンタジーだって言ってるようなもんですからね。

でも映画や本を愛する者としては、実際に表現の規制をしようとしている現実(特に東京都な)へのアンチテーゼとしてのこのテーマは、とても好ましいのです。当然図書隊に感情移入ですよ。表現の自由を守ることは戦争に成りうるほどのことだ、というのを命懸けの戦闘やアクションをキッチリ見せることで説得力にしています。

そしてその背景の元で展開するのが、新米女子の笠原と鬼の教官堂上の関係。これが自分でも意外なほどキュンキュンしてしまいましたよ。もう早く言っちゃえよ教官!みたいな。

監督の佐藤信介は『GANTZ』の監督ですね。アクションはあんな感じ。防衛省、陸上自衛隊、航空自衛隊が全面協力までしてるそうで、訓練シーンや銃撃シーンもなんかリアル。なんといっても岡田准一のアクションには驚き。岡田君は演技もうまいがアクションも非常に良くてカッコいいな。乙女チックでしかもドジっ子な笠原を演じた榮倉奈々も今回は非常にカワイイ。しかし結構背高いのね。岡田君が小さいだけか?つーか劇中で「チビ」とか揶揄されるのもちょっと可哀そうだな。もちろん特別出演の栗山千明様も見所だ!

あまり期待してなかったわりに、そのテーマ性とキュン度とアクションでお気に入り。実写版から入っても問題ないです。

↓以下、ちょっとだけネタバレ含む。








図書隊と良化隊の戦いは命を削った銃撃戦であるにも関わらず、周囲の人々は我関せずで描かれていました。だからこの戦いは戦闘の開始・終了の時間が決まっていることもあって、周囲からは滑稽にさえ見えます。どうしてこうなってしまったのかという笠原の問いに、石坂浩二演じる仁科指令が「こうなったのは人々の無関心が原因」と言うのも納得。これは現実でも同じことで、守るべきものは声をあげて守らなければいけない、という深いテーマを内包していますね。

そんなテーマ性と主役二人の関係性のドラマのバランスは悪くないと思います。キュンキュンしてしまうのは、戦場という特殊環境での関係と、過去の運命的な出会いという関係の二重のロマンスだからでしょう。アクセントとして恋のライバル的な人物も配してるし、ベタではあるけどなかなか隙がない。

「手の感触だけは覚えてる」という笠原の乙女な想いに、観てるこっちとしては「早く頭なでてやりなよーきょうかーん」と思わず笠原の女友達の視点になってしまうんですが、クライマックスのアクションシーンで魅せられて「ハー良かった良かった」となってるところに最後の最後でアレですからね。なにこの不意打ち!もうキュン度もクライマックスですよ。しかもそこでエンドロールとか!

ちょっとあざといけど、なぜかそれに見事にやられてしまって悔しい。悔しいけど、嬉しい誤算でした。


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