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2019
12.30

2019年映画ベストを出してみよう。@キネマ・アイランド

Category: 映画話
暮れそうです!てくのすけです。

さてさて年末ということで、やれ仕事納めだ、やれ映画納めだ、などと納めまくる時期ですが、当ブログもこれにて更新納めだ!そんなわけで、今年も「キネマ・アイランド」年間映画ベストを発表していきます。

なんかですね、年々ブログを書くのがキツくなってきてまして、いつまで続けられるかわからないと去年の年間ベストのときにも言ったんですが、今回ついに年内にベスト記事を書き上げることが無理っぽい、となりまして、やむなく毎年恒例だった部門賞はカットしてベストテンだけ挙げることにしました。まあそこは自分が無念だというだけなので、残りは別に年明けでもいっかー!と開き直ってさっくりベストを出しちゃいます。

ちなみに昨年のベストはこちら。
2018年映画ベストを出してみよう。@キネマ・アイランド

ベスト対象は今年の1月1日~12月30日のあいだに「映画館で観た新作映画」になります。2回以上観た重複分とリバイバル分を除くと、今年観た本数は151本。選択の基準は「世間の評判とか別にいいから!おれ好きだから!」です。今年も上半期ベストというのはTwitterでは発表しましたが、それとはまた入れ替わりもあったりします。詳しい感想はリンク先からどうぞ。あと今年は趣向を変えて10位からランクアップしていく方式にしました。なんかもったいぶってるようでイヤだったんですけど、部門賞がない分もったいぶります!

というわけで、てくのすけの「2019年映画ベストテン」はこちら!

 ※








10. ハッピー・デス・デイ(&2U)
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はすっぱ女子大生が誕生日に殺人鬼に殺されるというありがちなスラッシャーホラーの体で、殺されたらまたその日の朝に戻るという『恋はデ・ジャブ』型タイムループものを作ったという発想の面白さ。ただ繰り返すだけじゃなく、主人公が徐々に学習し、本当の愛まで手に入れるまでの練りに練られた脚本の妙、さらに恐怖表現に笑いもふんだんに取り入れた見事な出来。これで終わりかと思われた『ハッピー・デス・デイ』の世界をさらに広げるまさかの続編『ハッピー・デス・デイ 2U』まで最高。というわけでセットでランクインです。

明日の来ない誕生日。『ハッピー・デス・デイ』感想。
明日のための誕生日。『ハッピー・デス・デイ 2U』感想。



9. イップ・マン外伝 マスターZ
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『イップ・マン 継承』でイップ師匠と対決したチョン・ティンチを主人公にしたスピンオフ。これが本家に勝るとも劣らない熱い戦いを繰り広げる今年最高のカンフーアクション。家族を守りながらも無慈悲な権力に抵抗し、たとえ大勢が相手でも怯まず戦う。マックス・チャンのあまりのカッコよさとセクシーさには腰がくだけます。ミシェル・ヨーにバウティスタ、トニー・ジャーまで出てるぞ。唸れ詠春拳!

誇りを取り戻す怒りの鉄拳。『イップ・マン外伝 マスターZ』感想。



8. T-34 レジェンド・オブ・ウォー
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第二次大戦を舞台にしたロシアの戦車映画、と聞いてシリアスな戦争映画を予想したら、たった一台の戦車で敵中隊と戦ったり、捕虜となりマトにされながらも戦車で脱出を試みたりと、とにかく熱い!テンポもよく臨場感も抜群、諦めない主人公とそれを追うナチス将校とのたまらんライバル関係に、あらゆる戦車アクションが詰め込まれたエキサイティングさにも燃えます。年明けに上映時間の長い完全版が拡大公開されるそうなので楽しみです。

撃てよ宿敵、踊れよ戦車!『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』感想。



7. ドクター・スリープ
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名作『シャイニング』の続編がまさかの超能力バトルになるという意外性もさることながら、抜群のストーリーテリングで引き込まれ、フレッシュな映像の数々に楽しまされ、レベッカ・ファーガソンの美しさに魅せられて、そこまででも十分に面白い。さらにそこから『シャイニング』の映画版にまでケリを付け、キングの積年の恨みまで晴らすという離れ技。「シャイニング」ってそういう意味だったんだな、とわかります。

輝く力を曇らせぬように。『ドクター・スリープ』感想。



6. アナと雪の女王2
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実は前作『アナと雪の女王』が大好きなんですけど、公開された2014年のベストには入れてないんですよ。なんかあまりに流行り過ぎて引いたと言うか。しかしこの続編を観て、前作の完璧と思われたテーマがまだ途中であったというのに驚いたし、それを引き継いで発展させ本当の自分を手にする姉妹には感涙。映像の美しさに酔いしれ、エルサの氷アクションにエキサイトし、クリストフの魂の歌に笑います。笑うんかい。なんかもう好きなんですよ。

停滞を変化へ、解放を進化へ。『アナと雪の女王2』感想。



5. スパイダーマン:スパイダーバース
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MCUがあるなかでアニメでスパイダーマンをやるという企画には意表を突かれましたが、マルチバースから集まる複数のスパイダーマンをそれぞれ異なる質感で描きながら、全く違和感なく融合させている映像が圧倒的に凄い。そして少年マイルス・モラレスが傍観者から当事者へ、スパイダーマンの一人からピーター・パーカーの意思を継ぐ者へと成長していく熱さ。勇気があれば信じて飛べるのさ。

信じて飛べば、始まる君の物語。『スパイダーマン:スパイダーバース』感想。



4. スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け
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ついに最終章を迎えたスカイウォーカーを巡る物語。思えば初めて観たスター・ウォーズはEP6『ジェダイの帰還』で、その独自の世界観に魅了されて以来、周囲が賛否両論に沸き立つなかでも追い続けてきたわけですが、新たに始まったシークエル、そして足掛け42年の歴史に一旦の終止符を打つという点で、ここまでやってくれれば文句はありません。終わらせることが命題なだけに無理やり感はありますが、ルークやレイアたちに幕を引き、レイやベンの物語にしっかりケリをつけてくれたこと、そして「僕の好きなスター・ウォーズ」をやりきってくれたことが良いのです。

神話の終わりと希望の結実。『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』感想(その1)。
もう一度EP9を振り返ってみよう。『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』感想(その2)。


3. 殺さない彼と死なない彼女
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口の悪い彼と自傷癖のある彼女を中心に、三組の日常を描き出す、少し変わった青春物語。はみ出し者同士の優しさ、一方的な愛情とそれを受け流す理由、愛されたい友人を陰ながら心配する思い、そんな心情が柔らかな光の映像のなか、コミカルに綴られていく心地よさ。そして起こったある事件による悲劇。好きという感情が人に与える影響はこんなにも強いのだ、ということを目の当たりにして爆泣き。若手たちの演技も素晴らしく、心に残る一作となりました。

貴方の横、君の隣、私の前。『殺さない彼と死なない彼女』感想。



2. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
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タランティーノが挑んだのは、ハリウッドの闇としてあり続けた悲劇。落ち目の役者とスタントマンを通してその闇に真っ向から対立し、映画に人生を賭けた者たちの生き様を描き切ると共に、まさかの歴史への反抗も見せるのが痛快。ディカプリオとブラピという二大スターを起用しつつタランティーノの集大成としての深みもあり、何気ないシーンでさえ楽しいという恐ろしいほどの完成度。最初から最後まで面白いです。

報復と愛情と映画の力。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』感想。



1. アベンジャーズ エンドゲーム
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毎年1位は意外と悩むんですけど、今年は文句なし、2015年の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』以来に全おれが満場一致で1位選出。11年かけて21本製作されたマーベル・シネマティック・ユニバースのクライマックスを飾る本作、観た者全てを絶望のドン底に叩き落とし、歯を食い縛りながら正義の復活を心待ちにさせた『インフィニティ・ウォー』から、ここまでのアベンジを見せてくれたのは感無量。『アベンジャーズ』1作目から言わずに来たあの言葉を、最後にようやく、ここぞという場面で口にするキャップに涙と震えが止まりません。こういうクロスオーバーとしての形式、かつ一貫した計画の元で長大なシリーズを作り上げたのは映画史上初であり、それだけでも称賛に値します。ヒーローとは何か、正義とは何かを様々な形で問い続け、熱さと涙と感動を与えてくれたMCUには敬意さえ抱きます。ありがとうアイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー、ハルク、ブラック・ウィドウ、ホークアイ。あなたたちの勇気に感謝を。

未来をその手に、正義をその魂に。『アベンジャーズ エンドゲーム』感想(その1)。
最高な点をひたすら上げていこう。『アベンジャーズ エンドゲーム』感想(その2)。


 ※

というわけで、並べるとこんな感じ。

①アベンジャーズ エンドゲーム
②ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
③殺さない彼と死なない彼女
④スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け
⑤スパイダーマン:スパイダーバース
⑥アナと雪の女王2
⑦ドクター・スリープ
⑧T-34 レジェンド・オブ・ウォー
⑨イップ・マン外伝 マスターZ
⑩ハッピー・デス・デイ(&2U)


 ※

ついでに11~20位も一言コメントと共に。


11. スパイダーマン ファー・フロム・ホーム 
 (→感想)
『エンドゲーム』後のピーターがトニー・スタークの意思を継ぐ側面がありつつ青春物語としても熱い。次回どうなっちゃうの~!?

12. ジョン・ウィック パラベラム
 (→感想)
世界を敵に回した最強の殺し屋が見せる、これでもかという激熱アクションに超エキサイト。今回も犬は無事です!

13. EXIT イグジット
 (→感想)
有毒ガスを避け上へ上へと逃げる高層サバイバル。泣きながらそれでも勇気を持って走る男女バディのスリルがフレッシュ!

14. ヒックとドラゴン 聖地への冒険
 (→感想)
人間とドラゴンの共存を描いたシリーズのこれ以上ない完結編。飛翔感抜群のアクションに、ヒックとトゥースの絆に、泣きます。

15. 天気の子
 (→感想)
家出少年と晴れ女が求める居場所。彼女のためならずっと雨でも構わない、そんな若さが眩しい。素敵な青春アドベンチャー。

16. 小さな恋のうた
 (→感想)
バンド少年が失ったものを取り戻すため再開する音楽は、沖縄の中にある異国の少女に届くのか。せつなくも爽やか。

17. シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション
 (→感想)
本当のシティーハンターは香港ではなくフランスにいた!笑えて熱くてカッコいい、まさかの完璧なシティーハンター。

18. ミスター・ガラス
 (→感想)
シャマラン・クロスオーバーというとんでもない色物が、とんでもないヒーロー映画だった!見事すぎる完結編。

19. きみと、波にのれたら
 (→感想)
水のなかにだけ現れる彼と、喪失を乗り越えられない彼女が、最後に見せる選択。湯浅政明監督の珠玉のラブストーリー。

20. 女王陛下のお気に入り
 (→感想)
宮廷の雅やかさと裏腹にドロドロに展開される女中の権力争いが滅法面白い。女優陣の演技合戦には圧倒されます。

 ※

以上です。まあ毎年言ってますが、他にもランキングに入れたい作品は山のようにあって順位なんて紙一重だし、上記はあくまで今日のベストなので明日には変わるかもしれませんが、年末なのでね、納めなきゃいけません。というわけでこれでブログ納めです。昨年に続き年内に書ききれなかった感想がまだ3本ほど残ってますがそれは年明けで。また今回カットした部門賞も(気力があれば)1月にはアップしたい、という気持ちはあるぞ!

ということで、来年もまた当ブログにお付き合いいただけると嬉しいです。それでは2020年も多くの素晴らしい映画に出会えることをお祈りいたします。てくのすけでした。良いお年を!

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