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2018
12.31

2018年映画ベストを出してみよう。@キネマ・アイランド

Category: 映画話
はい皆さんこんにちは、てくのすけです。

2018年も暮れが押し迫って参りました。毎年この時期、僕は思うのです。人はなぜ、ベストを挙げたくなるのか?なぜベストを尽くさないのか?(by上田教授)というわけで、映画好きたちが年間ベスト映画を発表するこの時期、キネマ・アイランドでもベストやりますよ。

今年の映画界隈の出来事を振り返ってみると、是枝裕和監督の『万引き家族』がカンヌでパルムドールに輝いたり、半魚人とのラブストーリーというデル・トロテイスト丸出しの『シェイプ・オブ・ウォーター』がアカデミー作品賞を獲ったりと喜ばしいニュースがあり、一方ではジェームズ・ガンが過去の不適切な発言のため『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の監督を解雇されるというショッキングな出来事もありました。またアメコミ原作者でありMCUのカメオ出演でも親しまれてきたスタン・リー御大や、日本では『かぐや姫の物語』高畑勲監督、大杉漣、樹木希林といった名脇役たちの訃報も。僕自身も慣れ親しんでいた有楽町のTOHOシネマズ日劇が閉館し、約84年間の歴史に幕を降ろしたりもしました。またごく小さい公開規模だったのが口コミで人気が広がり全国的なヒットとなった『カメラを止めるな!』『若おかみは小学生!』のような作品が出てきたのは喜ばしいですね。あとつい最近ですが、マコーレー・カルキンが「マコーレー・マコーレー・カルキン・カルキン」に改名するというニュースも。いやそれはどうでもいいか。

そんな2018年、今年も多くの映画が公開されました。どれも楽しませてもらったので順位を付けるのは心苦しいですが、その観たなかからベストを選んでみたいと思います。当ブログでは点数は付けてないので毎年観た映画ズラッと並べて選んでいくんですが、毎回決めるのに苦労するし、後から見て「やっぱ違うかも」みたいに思ったりもします。まあ一年の総決算として振り返るのは感慨深いものですよね!と自分に言い聞かせ無理やり順位を付けてみましたよ。

ちなみに昨年のベストはこちら。
2017年映画ベストを出してみよう。@キネマ・アイランド

ベスト対象は今年の1月1日~12月31日のあいだに「映画館で観た新作映画」になります。2回以上観た重複分を除くと、今年観た本数は155本になります。去年よりはちょっと減りました(平均的な尺度で見れば十分多いんだろうけど……)。選択の基準は「後から思い出したとき、ああやっぱあれ好きだわー、と思えるもの」ですかねえ。今年は上半期ベストというのをやらなかったので(Twitterでは発表したけど)ランキングは一発勝負。詳しい感想はリンク先からどうぞ。

というわけで、てくのすけの「2018年映画ベストテン」はこちら!


1. バーフバリ 王の凱旋
2. ボヘミアン・ラプソディ
3. ちはやふる 結び
4. 恋は雨上がりのように
5. アベンジャーズ インフィニティ・ウォー
6. ミッション:インポッシブル フォールアウト
7. ヘレディタリー 継承
8. イコライザー2
9. ペンギン・ハイウェイ
10. アンダー・ザ・シルバーレイク





1. バーフバリ 王の凱旋
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これ、公開日が2017年12月29日なので、正確には去年の映画なんですよ。でも観たのは今年に入ってからだし、むしろ年明けから徐々に認知度が上がり、最初に上映された「インターナショナル版」だけではなくカットシーンも追加した「完全版」が上映されたり、絶叫上映が実施されたり、出演者のラーナー・ダッグバーティがコミコンに来たりと盛り上がっていったので、今年の映画と言っていいでしょう。本作の何がスゴいって、映画の醍醐味の全てがここにあるということです。アクション、サスペンス、ドラマ、スペクタクル、ヒーローとヴィラン、出生の秘密に仇討ち、映像で魅せるカタルシス、勇気と愛と狂気と、さらにインド映画らしい歌、踊り、象。総合的に見て非の打ち所がない。とにかく面白いし、とにかくカッコいい。やはり王は頂点に君臨してほしい!ということで王を称える堂々の1位!

その目に神話を焼き付けろ!『バーフバリ 王の凱旋』感想。
王の中の王を称えよ!『バーフバリ 王の凱旋 完全版』感想。


2. ボヘミアン・ラプソディ
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クイーンは好きだったし予告編は何度見せられても飽きなかったしで期待はしていたものの、まさかここまで泣かされるとは。そもそもライブ映像は感情が高ぶりやすいもんですが、そこに至るまでの積み重ねられたフレディの人生の描写、そしてメンバーたちとの家族感が、再現された伝説のステージの後ろに浮かんでは消えるわけで、エモーションがとどまることを知りません。結果、最後は過去に類を見ないほどの号泣。クイーンに馴染みのない人たちにその良さを伝えるという点でも成功してるんじゃないんでしょうか。やはりボ・ラプ(公認略称)は名曲!

体感する女王の伝説。『ボヘミアン・ラプソディ』感想。


3. ちはやふる 結び
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前作・前々作の『ちはやふる 上の句』『下の句』は、合わせ技で2016年のマイベスト1位でもあったんですが、その青春映画の金字塔に完結編登場ということで当然期待は高まるわけです。が、その期待を真っ向から受け止めてさらに上を行くという恐るべき結果に。瑞沢かるた部の面々は好きすぎてもはやマブダチ(極論)ですが、そんな彼らの青春が眩しく、鮮やかに、極上の感動を伴って繰り広げられます。その思いは新入部員たちへ受け継がれ、いつまでも輝き続ける。クイーン若宮や周防名人らの脇もたまりません。千年先まで記憶に残るシリーズとなりました。

一瞬を久遠に残せ。『ちはやふる -結び-』感想。


4. 恋は雨上がりのように
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バツイチコンビニ店長と女子高生の恋の行方、という下手すりゃ道徳的に問題出そうな設定で、ここまで爽やかに青春物語に仕上げた意外性。ここで言う青春は若者だけじゃなく、中年だって夢見ていいじゃないかということなんですよ。小松菜奈に言い寄られても大人としての節度を崩さない大泉洋に自分を重ねまくり。走る、という動きで魅せる疾走感も良いです。

忘れていた感情、未来をつかむ純情。『恋は雨上がりのように』感想。


5. アベンジャーズ インフィニティ・ウォー
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各ヒーローの単独作を積み上げ、細かい伏線を張りまくり、ついに辿り着いたMCU10年の集大成。半分こにこだわる最強にして最狂の男サノスに対し、地球で、宇宙でこれに対抗するヒーローたち。あの人たちがついに合流!とか、あの人とあの人が共闘だと!?といったクロスオーバーならではの楽しみに燃えつつ、これだけキャラが出て混乱しない作りに脱帽。そして発動する地獄の指パッチンに茫然自失。次作『アベンジャーズ エンドゲーム』まであと4ヶ月!もうあと4ヶ月だ!でも待ちきれない!

衝撃に備えろ。『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』感想(その1)。
最高な点をひたすら上げていこう。『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』感想(その2)。


6. ミッション:インポッシブル フォールアウト
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限界と妥協を知らない男、トム・クルーズが、前作を凌ぐ命懸け&どうかしてるアクションをこれでもかとブチ込むシリーズ最狂作。足首折れてるのに撮影を止めず、全治6ヶ月を6週間で復帰したトムの情熱には頭が下がります。過去作へのケリまでつける脚本も見事。任務は遂行する、仲間も守る、両方やらなくっちゃあならないってのがイーサン・ハントのスゴいところだな。トムに付き合わされたヘンリー・カヴィルには心から同情します。

限界突破で世界を守れ。『ミッション:インポッシブル フォールアウト』感想。


7. ヘレディタリー 継承
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ホラー映画というジャンルは毎年エポックメイキングな作品が登場してスゴいなーと思うんですが、これもまたスゴい。堅実ななかにもフレッシュさのある映像、どこに行くのかわからない語り口。今年一番のトラウマシーンもありつつ、細かいところで積み重ねる恐怖演出、映画館だからこそ味わえる音の使い方など、とにかくスゴい。そして最初から最後まで怖い。コッ、という空耳が聞こえてきそう。

犠牲が恩恵に変わるとき。『ヘレディタリー 継承』感想。


8. イコライザー2
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僕らのマッコールさんが帰ってきた!タクシー運転手へと転職し多くの人の人生を垣間見ながら、そんな人々を泣かせる悪を、今日もイコるよマッコール!道を外れそうな若者は更正させ、悪に染まった者たちには容赦なく正義の鉄槌を下す。人情味ありそうに見えて、殺るときの虚無に満ちた表情はまさに殺人マシン。デンゼル・ワシントン&フークア監督の黄金コンビ、さらなる続編を期待。

揺るがぬ信念が誰かを救う。『イコライザー2』感想。


9. ペンギン・ハイウェイ
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世界は謎に満ち、知りたいことは山ほどあり、退屈してる暇などない。なぜペンギンなのか?なぜ海なのか?そしてなぜこんなにもお姉さんのことを考えてしまうのか?大人びた少年がまだ子供であるがゆえに味わう別れ。そして永遠の謎であるおっぱいにかける情熱。理論では説明できない感情を知る、それが大人への道なのだ。アニメならではの豊かな表現にやられる一作。

世界は謎に満ち、少年は未来を見る。『ペンギン・ハイウェイ』感想。


10. アンダー・ザ・シルバーレイク
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世界は謎に満ち、知らなくていいことは山ほどあり、怠惰な生活に飲まれる日々。もういい大人なのに、どこかで自分の人生は道を間違えたんじゃないかと思ってしまう。そんな青年が出会った女神のような女性の失踪事件を皮切りに、世界は別の顔を見せていきます。理論では説明できない感情は知っている、でもこの感情をどう処理したらいいのかわからない。大人って大変。

混沌に沈む街で、真実に手は届くか。『アンダー・ザ・シルバーレイク』感想。


 ※

続いて11~20位も一言コメントと共に挙げておきます。


11. シュガー・ラッシュ オンライン
12. スリー・ビルボード
13. レディ・プレイヤー1
14. ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー
15. リメンバー・ミー
16. カメラを止めるな!
17. 万引き家族
18. ザ・プレデター
19. 来る
20. バッド・ジーニアス 危険な天才たち



11. シュガー・ラッシュ オンライン  (→感想)
本当に相手のことを思うならどうするべきか?祭りの後のような寂しさと爽やかさに包まれます。ヴァネロペかわいすぎ。ディズニーやり過ぎ。

12. スリー・ビルボード  (→感想)
悲しみ、苦しみ、屈辱といった負の感情に折れそうになりながら、それでも残された者は生きていく。役者陣が素晴らしい。ラストも最高。

13. レディ・プレイヤー1  (→感想)
好きなものを好きと言える青春。忘れていた何かを思い出し胸が熱くなります。オアシスに入り浸りたい。俺はガンダムで行く!

14. ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー  (→感想)
伝説のヒーローも若気のいたりや悲しき思い出があるのだ。興行的には失敗でも個人的には大好きです。「ケッセルランを12パーセク」の意味が明らかに!

15. リメンバー・ミー  (→感想)
家族というのは呪縛であり、それを解くのもまた家族。死者の国での大冒険が印象的なメロディと共に思い出されます。ばあちゃんに爆泣き。

16. カメラを止めるな!  (→感想)
まさに「ザ・今年の映画」!拙い作りも全て計算、あらゆることがひっくり返る驚異の仕掛けにたまらず爆笑、じわりと涙。ものつくり万歳!ポン!

17. 万引き家族  (→感想)
血の繋がりがなくても、たとえ犯罪の上に成り立ってても、家族でいられた人たち。皆で見上げたあの花火が僕にも見えた気がした。指名は松岡茉優さんでお願いします。

18. ザ・プレデター  (→感想)
宇宙の凶悪ハンターに負け犬たちが立ち向かう!寄せ集めながらチーム感が抜群なルーニーズにひたすらニヤニヤしながら、楽しんだ末に泣かされます。

19. 来る  (→感想)
人間のヤダ味全開な前半に打ちのめされたあとの、後半怒涛の霊能者大戦に激アガり。比嘉姉妹のアク強すぎなキャラにはメロメロです。来るなら来いって感じですよ!

20. バッド・ジーニアス 危険な天才たち  (→感想)
カンニングシーンの新鮮さとスリル!金のためかプライドの証明か、代償は大きく末路は苦く、それでも前に進もうと足掻く若者たちに引き込まれます。


ちなみに次点は『ボーダーライン ソルジャーズ・デイ』でした。

正直11位以降はもうどれが上位でもおかしくない作品がひしめいているので、これ以上順位を付けるのは心苦しい……というわけでランキングは以上です!

 ※

さて、ここでランキングとは別に言及したいポイントで絞った部門賞的なものを挙げていきます。今回はなんとなくジャンル別に分ける感じにしてみました(分類は変ですが)。ランキング外でも言及したい作品を挙げようと毎年やってますが、今年は気付けば22部門にもなってましたよ……お暇があればお付き合いください。ちなみに、基本的にはどんな映画でも面白いところはあるなあ、という観点からワーストは挙げてないです(酷い点しかないものは観てないというのもありますが)。


★ベスト・アクションシーン
『バーフバリ 王の凱旋』のダブル弓矢
『ミッション:インポッシブル フォールアウト』の全トム・クルーズ

アクション映画はやはりどれだけ度肝を抜かれるアクションシーンがあるか、というのがポイント。その点では、既にランキング1位にしてるものの、やはり『バーフバリ 王の凱旋』の全編見せ場なアクションは外せません。とりわけアマレンドラとデーヴァセーナの初めての共同作業、ダブル弓矢シーンはドラマ的にも熱いものがあって出色。『ミッション:インポッシブル フォールアウト』はトム・クルーズ自身がアクションの権化と化してるのでもう全トムが見せ場ということでいいです。『スカイスクレイパー』のドウェイン・ジョンソン、『ワイルド・ブレイブ』のジェイソン・モモア、共に善良な父親が家族のためにムチャなアクションに挑むのが良かった。『イコライザー2』のデンゼル・ワシントンに至ってはアクション俳優じゃないのに勝てる気がしませんよ。

香港映画系では『戦狼 ウルフ・オブ・ウォー』のウー・ジンによる超絶アクション&戦車戦、『SPL 狼たちの処刑台』のトニー・ジャー&ウー・ユエのバトルとルイス・クーのバイオレンス、『修羅 黒衣の反逆』のチャン・チェンの剣戟、『狂獣 欲望の海域』のマックス・チャンによる海上バトル、『SHOCK WAVE ショック ウェイブ 爆弾処理班』のアンディ・ラウの爆弾処理を巡る攻防、どれも最高。『ポリス・ストーリー REBORN』でジャッキーが見せるオペラハウスでのアクションなどはまさに度肝を抜かれました。韓国映画では『悪女 AKUJO』の女殺し屋の壮絶な長回しかちこみは必見だし、『The Witch 魔女』の突然始まる予想外のアクションには激燃えです。あとアクション映画じゃないけど『ザ・キング』でチョン・ウソンが見せる飛び蹴り&キレキレダンスがナイス。

邦画では『いぬやしき』の新宿飛行シーンは素晴らしい高揚感。これまたアクション映画ではないですが『響 HIBIKI』で平手友梨奈がかます飛び蹴りもチョン・ウソンに負けないインパクトです。またアニメでは既存のフォーマットで革新的なバトルシーンをこれでもかと詰め込んだ『ドラゴンボール超 ブロリー』が熱かったです。


★ベスト・怖いホラー映画
『クワイエット・プレイス』

最恐という点では『ヘレディタリー 継承』なんですが、音を出したら即死、という特殊な状況が緊張感を倍加させる『クワイエット・プレイス』は、ホラー映画はシチュエーションと見せ方でいくらでも怖くなるというのを見せてくれる見事な出来。サタニックの怖さというシリーズの雰囲気を踏襲した『死霊館のシスター』も予想外の展開で面白かったです。予想外という点では『イット・カムズ・アット・ナイト』は何かに襲われる恐怖というものではなかったものの、閉じ込められた人間が抱える恐怖というのを描いていてこれはこれで良かったですよ。あとホラーじゃないけど『シュガー・ラッシュ オンライン』のクライマックスで出てくるラルフ・ウィルスはかなりおぞましくて怖いです。


★ベスト・怖くないホラー映画
『A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー』

ホラー映画の体裁ではあるけど怖くないと言うか、ホラー要素以外で魅せる作品というのもありますね。『A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー』は独自に流れる時間と固定された空間というゴーストの在り方を見せ切る映像、そこに立ち上がってくる想いが素晴らしい。想いという点では『シシリアン・ゴースト・ストーリー』も想いが見せるせつなさにより怖いというより幻想的だし、『メアリーの総て』はゴシックホラーの名作に隠された女性の想いが胸に迫ります。『ルームロンダリング』も霊は出てくるものの怖さは皆無で、むしろ霊たちの想いに泣けます。一方で『来る』はホラー的な怖さよりは現実の地獄の怖さが超ヤダ味。『カメラを止めるな!』はゾンビものなんで一応ホラーですが怖くはない……いや、あの完成度と中毒性が怖いか。『ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷』は単にそこまで怖くなかったのが残念。


★ベスト・ミステリー映画
『search サーチ』
『死体が消えた夜』

『search サーチ』は全編PC画面上で展開するというのが特徴ですが、ミステリーとしての切れ味がとても良かった。消えた死体を捜査する刑事と容疑者の息詰まる攻防を描く『死体が消えた夜』も真相が明らかになるところには震えます。あとは少年ルイが何度も死にかけるワケがやるせない『ルイの9番目の人生』、セクハラ疑惑が思いがけない闇に繋がる『リグレッション』、電車の中で謎の犯人に追い詰められるのがスリリングな『トレイン・ミッション』、意外な黒幕が浮かび上がる『去年の冬、きみと別れ』も良いミステリーでした。

どちらかと言えばサスペンス寄りなものの意外な展開という点では、宝石を奪う計画が思わぬ方向に転がる『オーシャンズ8』、追い詰められるネットゲーマーが起死回生を図る『操作された都市』、引退した記憶障害の殺人鬼が現役殺人鬼と対峙する『殺人者の記憶法』、敏腕検事キムタクが今までになかった顔を見せる『検察側の罪人』なども面白かった。本来パニックアクションである『ジオストーム』も黒幕の意外性という点ではミステリーに入れてもいいでしょう。逆に純然たるミステリーなのにノイズが多くて残念だった『スマホを落としただけなのに』もありました。


★ベスト・アドベンチャー映画
『ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル』

まさに冒険活劇!という点で『ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル』はスッゴい面白かったです。JKが憑依したかのようなジャック・ブラックは最高。インディ・ジョーンズ系のアドベンチャーとしては『トゥームレイダー ファースト・ミッション』ですね、飛行機残骸での畳み掛けるピンチには超ハラハラ。少年の冒険ものとしては『ダークタワー』、イドリス・エルバのガンスリンガーがやたらカッコいい。西遊記を映像化した『悟空伝』は冒険&バトルの伝奇ものとして好きです。またアニメでは同じく西遊記をテーマにした『西遊記 ヒーロー・イズ・バック』が豊かなアレンジによる冒険活劇としてとても良い出来。雪男と人間の交流を描く『スモールフット』は人も雪男もワンダーな冒険に出掛け自分を見つける、というのがイイ。宝島を探す『ドラえもん のび太の宝島』、地元の島を離れてトラブルに巻き込まれる『きかんしゃトーマス とびだせ!友情の大冒険』も十分アドベンチャーです。


★ベスト・ファンタジー映画
『犬ヶ島』

ウェス・アンダーソンが日本を舞台にしたストップモーション・アニメ『犬ヶ島』は近未来でディストピア感がありつつ独自のファンタジックさを伴っていてたまらん世界観でした。同じくストップモーション・アニメで日本未公開だったのが特別上映された『ボックストロール』も「箱に入ったトロール」という独特なキャラと世界観が愉快。魔法を覚えたら厄介ごとに巻き込まれる『ルイスと不思議の時計』、魔法の国に行ったら厄介ごとに巻き込まれる『くるみ割り人形と秘密の王国』あたりはファンタジーらしいファンタジー。クリスマスのファンタジックさがスゴい『グリンチ』もそうですかね。一方で大人向けじゃないかというダークさの『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』という大物や、同じ大人向けでも疲れた大人に響く『プーと大人になった僕』などもありました。


★ベスト・まぶしい青春映画
『ANEMONE 交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』

青春映画のなかでも特に輝きが眩しくて泣ける作品として、単独のSFとしても面白いんだけどガール・ミーツ・ガールがとてつもなく眩しい『ANEMONE 交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』はやはり捨てがたい。というかもう一回観たかった(時間的に観れず)。同じく捨てがたいのが『リズと青い鳥』、これも女子同士の友情がせつなくも眩しくて、ものすごく引き込まれます。アニメが続きますが『劇場版 夏目友人帳 うつせみに結ぶ』は孤独だった夏目が手に入れた暖かな青春時代ということで劇場版らしい密度。既にランキングに挙げた『ちはやふる 結び』『恋は雨上がりのように』もこの枠ですね。あと『レディ・プレイヤー1』も80年代に青春を送った人には色々と眩しいです。


★ベスト・せつない青春映画
『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』

逆に青春だからこそのせつなさが際立つ作品も多くありました。『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』は吃音に苦しむ女子高生がかけがえのない友人とすれ違うのがせつなすぎてもう……。同じく友人とすれ違う『バーバラと心の巨人』は、その過程での主人公バーバラのイタさがむしろせつない。他にも傷付け合ってしまう高校生たちの悲哀を描く『リバーズ・エッジ』、格差により危険な橋を渡ってしまう『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』、見事にシリーズを完結させながらその過程で大きな喪失を味わう『メイズ・ランナー:最期の迷宮』などもせつないです。『ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー』もせつない青春と言えるでしょう。


★ベスト音楽映画
『アリー スター誕生』

音楽映画としてはステージがメインとなる作品は結構多かったですね。そして既にランキングに挙げた『ボヘミアン・ラプソディ』『リメンバー・ミー』もそうですが、とにかく楽曲がイイ。そのなかでもステージでの歌がドラマにも大きく関わって特にエモーショナルなのが『アリー スター誕生』じゃないかということで上げました。ステージもさることながらミュージカルとしての高揚感が凄まじかった『グレイテスト・ショーマン』、何もかも上手くいかない女性がラッパーとして成り上がる『パティ・ケイク$』も良かった。これらに比べれば『ピッチ・パーフェクト ラストステージ』は呑気なもんですが、ハーモニーの気持ち良さはさすがです。


★ベスト・ヒーロー映画
『ブラックパンサー』

今年もヒーロー映画、特にアメコミ映画の勢いは衰えず、その集大成と言えるのが『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』ですが、単独作で推したいのは『ブラックパンサー』です。歴史に表れない国とその王が直面する事態が世界の危機に繋がるスリル。脇の面子も良いんですが、特に過去最高レベルで深みのあるヴィラン、キルモンガーが素晴らしい。同じMCUではコミカルさとトリッキーさがさらにパワーアップした『アントマン&ワスプ』もワカンダ勢に匹敵するくらい最高。またこちらもマーベルである『デッドプール2』はさらにバカ度とネタの危険度を増しながら予想外に熱い展開が最高。一ヴィランの単独作なんて大丈夫かと思ったらこれまた予想外に面白かった『ヴェノム』も最高。最高ばっかりじゃないか、と言われそうですが実際そうなんだからしょうがないですね!

一方DCの方は色々とゴタゴタもあっていまいち波に乗れない感がありますが、そんななかブッ込まれたのが日本製のアニメ作品『ニンジャバットマン』というのが驚き。しかもこれがクレイジーで滅法面白い!来年は『アクアマン』もあるので盛り返して欲しいところです。邦画ではコミック原作のヒーローものとしてこれもアニメの『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ~2人の英雄(ヒーロー)~』がアメコミテイストを活かしたスケールで健闘。スタジオポノックのオムニバス『ちいさな英雄 カニとタマゴと透明人間』もある意味ヒーローものですね。『ドライブヘッド トミカハイパーレスキュー 機動救急警察』は子供向けながらしっかりヒーロー。実写では『銀魂2 掟は破るためにこそある』が爆笑のなかにヒーローらしさを見せました。『BLEACH』も実写化のプレッシャーに負けないなかなかの出来でしたが、続編は難しいのかな?


★ベスト実話映画
『オンリー・ザ・ブレイブ』

実話をベースにした作品は昨今増える一方ですが、そのなかで最も衝撃だったのが森林消防団の活躍を描いた『オンリー・ザ・ブレイブ』。あのラストには愕然としました。実話ベースは本当に特筆したい作品が多くて、韓国ヤクザの抗争をマ・ドンソク主演で見事にエンタメ化して超面白かった『犯罪都市』、ベトナム戦争の機密文書をスクープした新聞社員たちをスピルバーグがキレのある演出で撮りあげた『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』、フィギュアスケートの異端児トーニャ・ハーディングを悲喜こもごもで描いた『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』、韓国の光州事件で大きな役割を果たした一介のタクシー運転手を描く『タクシー運転手 約束は海を越えて』などはどれも非常に見応えありです。これが実話かと思うとさらにヘヴィさが増すのは、テロ集団の拠点に乗り込む米兵士たちの『ホース・ソルジャー』、人種差別に端を発したデトロイト暴動を描く『デトロイト』、ヨーロッパの列車内で起こった無差別テロを当事者本人が演じた『15時17分、パリ行き』、タイ刑務所に投獄されたイギリス人ボクサーの地獄を描く『暁に祈れ』など。

他にもアレンジはされてるものの『グレイテスト・ショーマン』『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』『ボヘミアン・ラプソディ』『ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷』『シシリアン・ゴースト・ストーリー』なども実話を元にしたものですね。事実は小説より云々ではないですが、現実には思いもかけないドラマがあるということです。


★ベスト・スパイ映画
『キングスマン:ゴールデン・サークル』

荒唐無稽なスパイ・アクションとしては待望の続編となった『キングスマン:ゴールデン・サークル』、なかなか攻めた内容で賛否ありそうですが、いやあ楽しかった。楽しいという点ではスパイ・コメディ『ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲』は笑いしかないので安心して楽しめます。逆にシリアス寄りなのが『アメリカン・アサシン』で、スパイの厳しさを若き諜報員に投影。『レッド・スパロー』は女スパイの地獄が延々と続くのでなかなかキツいです。あ、『ミッション:インポッシブル フォールアウト』もスパイ映画なんですが、もはやスパイと言っていいのかどうか……「IMFは世界を救う組織」って言っちゃってるし、むしろヒーロー映画枠に入れるべきなのかも。


★ベスト・リベンジ映画
『ミスミソウ』

いじめがエスカレートしてとんでもない目にあう女子高生がいじめた級友たちに復讐を行うという『ミスミソウ』、単なるリベンジものではなくそこに青春映画的な要素が絡んでくるため、驚くほど深みが増してて最高。白と赤の画面も印象的です。リメイクである『デス・ウィッシュ』はブルース・ウィリスが銃声にビビるほど普通っぽいというのに驚くし、『レディ・ガイ』は殺し屋の男が無理やり性転換されてミシェル・ロドリゲスになるという設定に驚くし、どちらも面白い。『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』はニコラス・ケイジの凄まじい演技そのものに驚きます。インド映画『マガディーラ 勇者転生』は時空を超えてリベンジを果たすというのがまた驚き。このジャンルは驚きがあって面白いなあ。他にもリベンジものはあるんですが、タイトル出すだけでネタバレになっちゃいそうなのでやめておきます。


★ベスト・クリーチャー映画
『シェイプ・オブ・ウォーター』

今回「ベストSF映画」という枠を作ってないんですが、結構この枠と重複するので省きました。とか言いながら選んだのはSFというよりはファンタジーなんですが。まさかのアカデミー作品賞も獲ったこの『シェイプ・オブ・ウォーター』、半魚人は同じデル・トロの『ヘルボーイ』シリーズにも出ますが、それをさらにブラッシュアップしたうえで極上のラブストーリーにしちゃうという発想と映像化の力、何より情熱が素晴らしかったです。まあこれは別格として、まずデカさで度肝を抜くのが『ランペイジ 巨獣大乱闘』のゴリラたち、そして『MEG ザ・モンスター』の巨大サメです。ただしそれぞれ相対するのがロック様とジェイソン・ステイサムなので、それだけで人類が滅びないことに納得できますね。『パシフィック・リム アップライジング』のKAIJUはさらにヤバいほど巨大ですが、俺たちにはイェーガーがいるから戦えるぜ!まあデカさという点では『GODZILLA 決戦起動増殖都市』『GODZILLA 星を喰う者』のゴジラ・アースが最大でしょうが、デカすぎて逆にデカさが実感できないというのは難しいところです。

宇宙系では『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』はね、あのゴチャゴチャした世界に色んな宇宙人種がひしめいてるってのがそれだけで大好き。『スカイライン 奪還』は侵略系ですが、宇宙人たちの造形もさることながらそいつらを素手で叩きのめす人間のシラット使いたちも若干クリーチャーって感じです。もちろん『ザ・プレデター』のプレデターさんたち、『クワイエット・プレイス』のアイツなどもヤバさ満点。また地球生物では『ジュラシック・ワールド 炎の王国』の恐竜たち、元々地球にいた生物なのでクリーチャーと呼ぶのは語弊がありますが、人間が遺伝子操作で創り出したインドラプトルだけはその歪さ、凶暴さが非常にヤバいです。あと人間への危険度、闘争本能、凶暴さなどという点で、『ピーターラビット』のウサギたちはこの枠でいいんじゃないか?


★ベスト・バディ映画
『ヴェノム』

バディ、相棒、とくれば一心同体なもの。であれば『ヴェノム』のエディとヴェノムほど一心同体なコンビもいないでしょう。寄生されてるし。はがされたら死ぬし。ちゃんとバディものとして上手くできてるのがまた楽しくてすげー好きです。『アントマン&ワスプ』のスコットとホープもバディ感ありますが、こちらはカップルという方が近いですかね。他には『コンフィデンシャル 共助』の北朝鮮と韓国の刑事コンビ、『ガン・ドッグ』のベテランマッチョと頭脳派もやし刑事のコンビ、『キングスマン:ゴールデン・サークル』のエグジーとハリーなども良いバディでした。『孤狼の血』の役所広司と松坂桃李、『シュガー・ラッシュ オンライン』のラルフとヴァネロペなどは少し苦味が残りますが、それもまた良し。あと『マジンガーZ INFINITY』の兜甲児とマジンガーZは、かつての相棒と再び死闘に挑むという点で熱いバディものと言ってもいいでしょう。


★ベスト家族映画
『インクレディブル・ファミリー』

家族を描くという作品も多いですが、そのなかでも『インクレディブル・ファミリー』はそれぞれの役割に縛られた父と母が、子供たちの協力もあって互いを認め解放され絆が深まるという、まさに家族の映画。ヒーローアクションとしても抜群に面白いです。『スカイスクレイパー』もある意味戦う家族の話ですね。家族に支えられ、逆に家族の支えにもなるという点では、未来からきた妹に助けられる若干5歳の主人公を描いた『未来のミライ』、顔に劣等感を持つ少年を中心に回る家族のそれぞれが感動的な『ワンダー 君は太陽』も良かった。直接家族と関わる場面は少ないですが、亡くなった両親を思う少女が旅館で働きながら成長する姿が響く『若おかみは小学生!』は素晴らしかったです。また家族なだけにその呪いに縛られる『リメンバー・ミー』や、家族であることで究極の選択を迫られる『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』なども面白かったです。

家族の話が兄弟姉妹に特化すると、これがこじれやすくなるというのは不思議なものです。『犬猿』の兄弟と姉妹は何かとぶつかり合うけど、本当は互いを思いやる心はあるんですね。それがわかってもぶつかり合うというところに兄弟の呪縛を感じます。『OVER DRIVE』の兄弟ものっけから火花バチバチで、兄弟だから素直になれないってのがよく伝わります。その点『ボス・ベイビー』はまだカワイイもんですが、それでも兄弟という関係の複雑さを含んでいるのがなかなか深いです。


★ベスト疑似家族映画
『ファイティン!』

疑似家族ものは家族が持つ呪縛の逆説的な証明なのかもしれませんが、重要なのは血の繋がりじゃないのかもしれないという多様性がクローズアップされることでもあると思うんですね。ランキングに挙げた『万引き家族』はその最たるもので素晴らしかったですが、ここではアームレスリング映画でもある『ファイティン!』を。マ・ドンソクの朴訥な人柄と妹家族との絆は本当に温かくて泣けます。また『ブリグズビー・ベア』も捨てがたくて、幼い頃に自分をさらった偽両親と本当の両親の間で揺れる男の姿がこれまた素晴らしい。『来る』のラストシーンで傷付いた三人が見せる家族感、『ボヘミアン・ラプソディ』で仲間の最上級としてある「家族」というのも良いです。


★ベスト苦味映画
『ウインド・リバー』

大団円ではなくある種の苦味を残す、でもそれがいい味という作品は、すんなり終わるものに比べて記憶に残ります。ランキングに挙げた『スリー・ビルボード』もそうですが、アメリカ先住民の居留地区で発見された死体を巡る『ウインド・リバー』も素晴らしかった。とてもやるせない話ですがそのぶんズシンと心に響きます。同じく響いた作品としては、殺し屋と少女の孤独な魂が通じ合う『ビューティフル・デイ』、メキシコ麻薬戦争を止めるはずが上から切り捨てられるのがシビアな『ボーダーライン ソルジャーズ・デイ』、突然戦場になった街から脱出しようとする『ブッシュウィック -武装都市-』など。警察のツラさと悪さとそれでも消せない正義感という点で、悪党より悪どい手段で捜査を進める『ザ・アウトロー』や、暴力に染まる機動隊員を描く『バスターズ』は似たものがありますが、どちらも良かった。大切な者のため命を賭していく『SPL 狼たちの処刑台』『修羅 黒衣の反逆』のウェットな苦味も忘れがたいです。


★ベスト・クマ映画
『パディントン2』

なんか今年はやけにクマが出る映画が多くない?ということで思わず枠を作ってしまいました。そのなかでも『パディントン2』はファンタスティックな映像もさることながら、クマのパディントンを巡るお話が本当に優しくて涙。癒しです。『プーと大人になった僕』はこちらも癒し系クマかと思いきやわりと迷惑だったりしますが、そう思うこと自体が疲れてるってことですよ。何もしないをしようよ!『ブリグズビー・ベア』は着ぐるみのクマですが、そこに含まれる執着、同化、解放という深みに泣かされて、いやあ素晴らしかった。変わり種としては『オンリー・ザ・ブレイブ』の炎のクマは象徴的な意味合いもあってやたら印象深いです。あとロシアのヒーローチームを描く『ガーディアンズ』に出てくるクマ夫(仮名)ですね。クマだけどヒーロー!映画の出来はともかく、イカすぜクマ夫!


★ベスト・ヤバい人映画
『スマホを落としただけなのに』の犯人

そんなジャンルないですけどね!なんかこの人ヤバいな、というのがやけに印象に残るのが『スマホを落としただけなのに』の犯人です。素晴らしい狂人演技だったんですが、ネタバレになるので名前を出して称えることができないのが残念。あと『検察側の罪人』の「パッ」の人も同率でヤバい。あそこまで不快感しか与えない人物像も珍しいです。キスしたら中身が入れ替わるという『累 かさね』は、そのトンデモ設定をフルに活かす土屋太鳳と芳根京子がダブルでヤバいし、『散り椿』の岡田准一は居るだけで凄みと無敵さの波動がヤバすぎて震えます。同じく無敵さを誇る殺し屋を描いた『キリング・ガンサー』は、無敵ゆえに性格がひん曲がったシュワがヤバい。アーティスティックな仕事人としての思いが倒錯した夫婦愛へと繋がる『ファントム・スレッド』の主人公とその妻もなかなかヤバいです。


★ベスト・おっぱい
『リバーズ・エッジ』の二階堂ふみ
『レッド・スパロー』のジェニファー・ローレンス

もう今年はおっぱいにこだわるのはやめようと思ったんですけど、『ペンギン・ハイウェイ』のアオヤマ君があそこまで追求しようとするなら負けられないじゃないですか!君だってそうだろう!?と誰へともなく同意を求めた上で、和では『リバーズ・エッジ』の二階堂ふみ、洋では『レッド・スパロー』のジェニファー・ローレンスのおっぱいの見事さには感謝しかありません。以下、和洋・実写アニメ関わらず挙げていくと、『アンダー・ザ・シルバーレイク』の女性陣、『マガディーラ 勇者転生』のメンドリさん、『ペンギン・ハイウェイ』のお姉さん、『銀魂2 掟は破るためにこそある』の夏菜、『キリング・ガンサー』のスナイパー・サナ、『ルームロンダリング』の池田エライザ、『ニンジャバットマン』のキャットウーマンとポイズン・アイビー、『万引き家族』の松岡茉優、『デッドプール2』のザジー・ビーツ、『アリー スター誕生』のガガ様、『GODZILLA 決戦機動増殖都市』のユウコ、『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』のエリザベス・オルセン、『犬猿』の筧美和子といった皆様。感謝です!

ついでに個人的嗜好で恐縮ですが、ホットパンツ姿が素晴らしかった作品も挙げましょう。『トゥームレイダー ファースト・ミッション』のアリシア・ヴィキャンデル、『ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル』のカレン・ギレン、『カメラを止めるな!』秋山ゆずきといった皆様。感謝です!


★ベスト・リバイバル
『2001年宇宙の旅』

今年はデジタル・リマスター版が上映された作品や、過去作の上映として観た作品がわりとあったのでまとめてみます。『2001年宇宙の旅』はついに劇場で観れたという感慨も大きく、やはり名作と呼ぶに相応しい凄みがあって良かったですよ。『ゼイリブ』『遊星からの物体X』といったジョン・カーペンター作品をスクリーンで観れたのも嬉しかったです。今までなかなか観る機会がなかった『ストリート・オブ・ファイヤー』『恐怖の報酬』『ディア・ハンター』もようやく観れたし、日劇のラストショーで『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』を初鑑賞したというのも感慨深い。そういえば『サマーウォーズ』も初スクリーンで観ることができました。

また家庭の都合でなかなか行けなくなってしまった「午前十時の映画祭」、過去の名作を観る素晴らしい機会だったんですが、来年度で終了してしまうということで寂しい限り。今年は『用心棒』だけ観れたんですがやはり面白かったし、今後も観れるチャンスがあればなんとか観たいところです。やはりスクリーンで観るという経験は格別ですよ。


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はい、いかがだったでしょうか。長いよね!そのせいで年内ギリギリの更新になってしまいましたがご容赦を。昨年に続き、今年も劇場で観た映画のタイトルは全て記事中に登場させてみました。今年こそはNetflixオリジナル作品のベストとかもやりたかったんですけど、思ったほど観れてないので見送りです。ああもっと時間がほしい。

今年の更新はこれで終了となります。まだ感想書いてない作品が4本ほどありますが、今日は大晦日なのでね、もう無理ですね。というかこれを書き上げて精根尽き果ててるので残りは年明けで。当ブログもいつまで続けられるかわかりませんが、またお付き合いいただけると幸いです。それでは2019年も素晴らしい映画にたくさん出会えることを祈りつつ。てくのすけでした。良いお年を!

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