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2018
01.18

もう一度EP8を振り返ってみよう。『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』感想(その2)。

star_wars_ep8_2
Star Wars: The Last Jedi / 2017年 アメリカ / 監督:ライアン・ジョンソン

あらすじ
感じる!フォースを!(葉っぱです)



前回の感想はこちら。
揺らぎと決別と大いなる意思。『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』感想。

前回は細かい点やキャラなどに関して言及できなかったので、公開から1ヶ月経ったということもあり、ここで改めて『最後のジェダイ』について振り返ってみようと思います。と言ってもそこまで深い考察があるわけではないし、あれが面白かったとかこれは驚いたみたいなのをダラダラ書いていくだけですけどね。まあ考察記事もイースターエッグ的な記事も色々と世に出ているのでいまさらそんなに新鮮なことも語れないんですが、前作に書いてない分のメモ書きが大量に残っていたので放出しちゃおうってとこです。なんだかんだで4回も観たし。

というわけで、前回の内容とはなるべくかぶらないようにはしましたが、時間軸関係なく徒然なるままに書き連ねていたら、エッラい長くなっちゃいました……ああそんなシーンもあったなあとか、適度に思い出して楽しんでもらえればと。それではお暇があればお付き合いください、

↓以下、ネタバレ含む。








・レイは笑った顔は可愛く、怒った顔は恐ろしいという阿修羅のような菩薩ですが(どっちだ)、かなり直情的であり、自分の信じるものをとことん信じようとします。ベンこそが希望だと信じ、スノークには従わない姿が見えると言って自分のビジョンを信じます。それは確かに合っていたわけですが……。それだけに敵とみなすと戦意むき出しで吠える。ベンが殺されかけたと聞いて、師匠のルークを殺しかねない勢いで責めたりもします。ある意味裏表がない、というのが好感度の理由でしょう。ヒマしてるはずのルークに臆面もなく「時間はありますよね?」って言っちゃうのが強い。

・カイロ・レンことベン・ソロはレイの親が何者でもないただの人だと言いますが、わざわざ部下に調べさせたんですかね?レイの出自に何か秘密があると思ったのかもしれません。しかし真実は「名もなき者」であり、しかも既に他界していたわけです。それを知ったときベンはどう思ったでしょう。スカイウォーカーの血を引き、祖父であるダースベイダーの再来と言われながら、自分を負かしたのがそんな血筋とは何の関係もないレイ。ベンが彼女に感じたのは嫉妬か、憧憬か。ベンはレイに「この物語にお前はいない。お前は何の価値もない」と言います。そのあと字幕では「でも今は違う」と言うんですが、実際の台詞では「but Not to me」です。私にとっては違う、なんですね。そして「手を組もう。頼む(join me, Please.)」と懇願までする。レイはベンにとって価値をもつ者であり、自分に価値をもたらす者と思っていたのでしょう。恋愛感情とは言えませんが、一種の愛の告白ではあったと言えます。ひょっとしたらこの誘いはフォースにバランスをもたらす選択になったかもしれない、と考えるとなかなか奥深いです。

・ベンはスノークに「ふざけたマスク」だの「マスクに隠れて」だの散々言われて、とうとう自らマスクを破壊してしまいます。壁に殴り付けて粉々にするというのはスゴいですね、あれ結構頑丈だと思うんだけど。そもそもなぜベンがマスクを付けていたのかと言えば、ベイダーに憧れる中二心……もあるかもしれませんが、光の誘惑を断ち切るために別人格になろうとするペルソナであったのでしょう。前作でもレイの前であっさりマスクを脱ぐので、自信のあるときはマスクなしでもオッケー。むしろマスクはベンの弱さを象徴するものであったとも言え、スノークが今さらマスクについてとやかく言うのもその弱さを看破してのことでしょう。もはや仮面の影に隠れるのをやめ、最高指導者をも亡き者にしたベンは、光だの闇だのを越えたところに自己を置いてしまったのです。とは言えマスク姿のカイロ・レンはインパクトあっただけにもう見れないのかと思うとちょっと寂しいですね。あと映画観てマスク買った人はちょっとせつないな。

・ところでカイロ・レンが率いているというレン騎士団はどうしたんでしょうか?最初はスノークの部屋にいる赤い人たちがそうなのかと思いましたが違うようだし、共にルークの元を去ったのだからジェダイの卵たちだったと思うんですが、今後出てくるのかどうか。出るとしたら今までどこにいたのか?あまりに狂暴なので牢獄に閉じ込められており、今その鎖から解き放たれる!みたいな展開だったらちょっと面白い。

・レイとベンの意識が繋がるという、俗に言うフォース・チャット(言うのか?)。一回目は戸惑ったレイが発砲(いきなりかい)、二回目はベンにルークを見られるという偵察効果、三回目は半裸のベンに戸惑うラブコメ展開ながらなぜ父を殺したか問い質し、四回目は島の地下での出来事をベンに話すというなぜか相談窓口となります(一回目と二回目は一緒だったかな?)。この運命的とも思えたホットラインによりレイとベンの距離が縮まったことは確かですが、実はこれはスノークのしわざだったわけです。しかし最後にファルコンが飛び立つ前に再び二人は繋がります。しかも無意識に。決別した二人ですが、それでも互いを気にかける心がまだあったのかもしれず、この三部作が二人を中心とするものであることを伺わせます。

・ベンはいつ時点からスノークを葬るつもりだったのか。歯向かおうとして吹っ飛ばされたときか、レイを連れてエレベーターで上っているときか、あるいはレイを殺せと言われたときか。フォースの強いスノークに気付かれずライトセイバーを動かすのは(スノークがレイに気がいっていたとしても)かなり冷静な行動ですが、そう考えるとレイを連れていくときにはもう腹を決めていたのかも。ベンはルークに続きスノークという師匠をも失い、メンターとの関係をことごとく断ち切っていきます。前作で父であるハン・ソロを手にかけたのを考えれば、メンターと言うより父性との断絶と言った方がいいでしょう。レイに「ハン・ソロやルークに父親の面影を見ている。だが失望するぞ」と言うところに、自分を導くと思っていた「父性」への失望を感じさせます。逆に母であるレイアを撃つことができないように、導くのではなく受け入れてくれる「母性」はまだ断ち切ることはできないのです。それは最高指導者としての孤独に耐えられないのではという弱さを思わせ、同時に悪になりきれない人物像を象徴しているかのようです。

・スノークはラスボスとして立ち塞がるのかと思いきや、結局は出自も何も語られないまま退場、野望のために段階を経ていった銀河皇帝ことパルパティーンとは異なり「一体何者だったんだ?」という気がしなくもないですが、EP2のドゥークー伯爵なんかも似たようなもんだからまあいいでしょう。それにしても愛弟子のはずのベンをあれだけ小馬鹿にしてどうしたかったのか。貶めれば奮起するとでも思ったのか。とんだブラック上司です。

・思えば現役最強のジェダイであるルークのフォースをレイアさえ感じら取れないというのは不思議でしたが、レイが「何も感じない、フォースを閉じていたのね」と言うことからも気を隠すサイヤ人のように自身のフォース自体を抑えていたということで、それはやはりスゴい。誰にも気付かれず隠遁していたオビ=ワン並の力はあるということです。思えばベンと対峙したときの構えがオビ=ワンと同じだったのもくるものがありますね。

・ルークがレイの腕を葉っぱで触りながら「それがフォースだ」みたいに言うのはふさぎこむ姿とは対照的で、かつての陽気なルークを見てるようで好きです。あるいはEP5でのはしゃぐヨーダを彷彿とさせますね。青いミルクを飲んですんごいドヤ顔したり、すんごいワイルドなやり方で巨大魚を仕留めたりと、仙人を思わせたヨーダやオビ=ワンに比べるとどことなくやんちゃさが残ってる感じも。終盤でAT-M6に一斉砲火を浴びた後の平然と肩のホコリを払う姿も最高。そんなルークが、チューイがドアを吹っ飛ばして入ってきたとき(最初レイがやったのかと思ってビビりましたが)、ファルコンで来たというのに姿の見えない男に気付き「ハンはどこだ?」と聞くのが苦いです。そのときの表情が友を案じる表情であるだけになおさら。あと畳んだジェダイの白い衣装をじっと見るシーンには「再びこれに袖を通すことはない」という感傷めいたものも感じられますが、最後にベンと対峙するときにまたこの衣装を着ることになるんですね。ルークは正統なるジェダイとしてベンと向き合ったわけです。

・ファルコンに忍び込んで懐かしさに浸るルークの姿は、前作でファルコンに戻ってきてコクピットを感慨深げに見回したハン・ソロと重なります。そこで再会したR2-D2を「古き友」と呼ぶのが泣かせますね。ルークに「聖地だぞ」とたしなめられるR2にはどんだけ言葉使い悪いんだとは思いますが、R2がレイアの過去映像を出してルークが「ズルいぞ」と言うシーンには、観てるこちらのほうが「ズルいぞ」と言いたくなりますよ(泣きながら)。ただR2も普段はスリープ状態のことが多く、EP1から活躍してきただけにさすがに年寄りなんだなとせつなくもなります。

・R2に比べると、C-3POもお年寄りなんだけどまだ元気と言うか、ヤバそうになったらすぐ逃げようとするのも相変わらず。レイアに「不安そうな顔をするんじゃない」と言われるのには付き合いの長さを感じさせます。なんかね、もうちょいすれば付喪神になりそうな雰囲気(EP6では実際に神扱いでしたが)。終盤でルークにウィンクされたとき、何かのセンサーとかでそれが幻であると3POは気付いていたんですかね。しかしウィンクするルークがあまりにカッコいいのでどうでもよくなります。

・マスター・ヨーダがEP5・EP6の頃のヨーダだ!というのはアガりますが、死後の姿なのでそれも当然ではあります。ルークのことを「ヤング・スカイウォーカー」と呼ぶんだけど、最後に「ルーク」と呼び掛けるのが泣けますね。ヨーダが出るなら前作でアレック・ギネスやユアン・マクレガーの声が使われたオビ=ワンも出てきそうなもんですが、それはないです。今作はある意味マスターとパダワンの関係を描く話でもあるので、ルークのマスターであるヨーダが出てくるのは自然な流れでしょうね。

・ルークの言う3つのレッスン。一つ目はフォースとは何かという事実。二つ目はジェダイは失敗したという歴史。しかしあと一つがありません。最後のベンとの戦いが三つ目、と言いたいところですが、その現場にはレイはいません。ファルコンで空中戦の真っ最中なのでルークの幻がいたことさえ知らないかも。思えばEP5でもルークは修行半ばにしてヨーダの元を飛び出しているので、レイもそれを繰り返しているとも言えます。ルークの場合はEP6でヨーダの元に戻ったとき「もう教えることはない」と免許皆伝を言い渡されており、そういう意味ではレイへの最後のレッスンもまた自ら学ぶということ、なのかもしれません。

・現れたルークが幻影だった、というのは人によっては肩透かしに感じるかもしれませんが、遠く離れた星から実体があるかのように見せられるフォースの強さはやはりスゴい。赤い足跡か付かないというのも気付くか気付かないかという非常に微妙な見せ方だったので騙されます。レイアの手を握ったときは幻のようには見えないんですが、ベンがつまみ上げることができた金のサイコロも幻だったので、触れられる実体を持つことも、実体のないビジョンだけにすることも自在にできるということなんでしょう(たぶん)。あの金のサイコロがファルコンにあったことは正直全く覚えてないので、あれを思い出アイテムにされても無理があるなあとは思いますがそれはともかく、なぜルークは幻でベンの前に現れたのか。自分のフォースの強さを見せてベンに上には上がいると思わせたかったのか。あるいは単に助けにいく時間や足がなかったのか(あのXウィングが動くかどうかは怪しいし)。ただルークは自らの過ちを後悔して「自分はこの島を出ないと決めた」と言っているので、それを守りつつもレイアたちを救おうとした、ということかなあとも思います。

・ハックス将軍はどうしちゃったんでしょうか。悪党らしい台詞をズバッとキメたのにポーに聞こえないふりでからかわれたり(「聞こえる?」って言っちゃうのが哀れ)、手を腰で組んだ姿勢のままスノークに顔面から転ばされて口を切ったり、まだドアが閉まってないのにスノークに小者呼ばわりされたり(絶対聞こえてるよねあれ)、ベンに締め上げられあっけなく「あなたが最高指導者です~」って従ったり、下に降ろせというベンに異を唱えて壁にフッ飛ばされたり、まあ散々な目にあいます。前作で大聴衆を前に演説をぶったのが遠い昔のよう。しかし最後に部屋にこもるベンを見る目が怪しく光るのが不穏ですねえ。肥大化したプライドの持ち主なだけに、バカにされすぎたせいで今後何かとんでもないキレ方を見せそうで、それはそれで楽しみ。

・しばらく眠り続けるのかと思ったらあっけなく目覚めたフィンですが、盛大に漏らしながらの寝起きにはポーも困惑。で第一声が「レイは?」なので、どんだけレイが好きなんだと思うんですが、振り返れば彼の意識が途絶えたのはレイを守ろうとカイロ・レンと戦っていたときなので、あれからレイには会ってないため当然の反応ではあるんですね。フィンは流れでレジスタンスにいますが、スターキラーに乗り込んだのもあくまでレイを助けるためだったので、正規のレジスタンスではないという微妙な立ち位置です。だからレイを来させまいとビーコン持って去ろうとするのもわからなくはない。それでも持ち前の正義感で目の前のピンチをなんとかしようとしてしまうところが好感度高いです。聞きかじった「May the force be with you」でローズを感激させるという相変わらず調子に乗っちゃうところもありますが。そしてフィンがレイに再会するのは最後の最後。そこに至るまでに彼もまた多くのことを学ぶのです。

・ローズはカノンでは初となるアジア枠の主要キャラです。巷ではあまり人気がないようで、よりによってジャージャー・ビンクスと比べる向きもあるようですが、あんなミー野郎みたいな役立たずではないですよ!フィンをヒーローと呼び緊張すると言いながら、ポッドを盗むとわかったら容赦なく電気ショックという行動の早さと物怖じしない態度は面白いし、整備士なのになぜかパイロットもこなすのが器用です。ローズは名もなき者でも活躍できるというのを体現する人物なので、見た目の華やかさや特殊な能力などはないですが、地に足ついた技能の持ち主であるとは言えるでしょう。フィンへのキスシーンは唐突ではありますが、カジノに喜ぶフィンに呆れたりしながらも、終盤で「諦めずにやろう」と提案する姿に「ふふっ」て顔したりするし、レイに嫉妬するみたいなカットされたシーンもあるらしいので、一応布石はあったんですね。頑張ってほしいところです。

・序盤、ローズの姉ペイジが乗る爆撃機がドレッドノートに宇宙空間で爆弾を「落とす」というシーン。無重力なのに落とすというのはどうなんだ、と思ったんですが、よく考えたらあれ爆弾を落としてるんじゃなく、レールごと押し出してその慣性で無重力のなかを進ませてるということなんじゃないかな、と気付いてスッキリしました。

・フィンとローズの行動が無駄に終わる、というのは結果だけ見れば確かにそうなんですが、トラッカー停止作戦はレジスタンスが全艦無事に逃げ切ることを目的に進めて成功目前までいっていたわけだし、スピーダー戦はキャノン砲を無効化することを目的としたものの敵の攻撃が激しくて味方の損害が大きすぎたためにやむなく撤退したわけです。目的があって動いていたのだからそれは無駄な行動ではないんですよ。それに他に手はなく、何もしないよりは行動を起こすべきという前向きな展開でもあるわけです。だから彼らは愚かなわけではないんですね。

・ポー・ダメロンは兄貴肌でエースパイロット、会議でもイニシアティブをとる有能なレジスタンスで、カイロ・レンに「マスクでモゴモゴ」に続きハックスを「いないの?いないのー?」とからかう怖いもの知らず。しかし今作では思った以上に血気盛んで青さが残る者として描かれます。独断によりドレッドノートを沈めたのはいいものの結果的に爆撃機隊を全滅させてしまい、レイアにこっぴどく叱られます。Xウィングで飛ぶだけじゃ解決できないこともある、というのは現場で動く者には理解しにくいところでもあるでしょう。格納庫を破壊されてからはXウィングで飛ぶこともなく、ホルドに文句を付けるくらいで実はほとんど活躍の場面はないポー。でもフィンとローズを送り出してその成果をじりじりと待ったり、ホルドのとった苦渋の決断を見るにつれて、上層部の苦悩と引くべきときは引くということを学び、一歩成長を見せてくれます。レイアとホルドがホントはバイタリティに溢れたポーのことを「好きだ」と言うのもわかりますね。あとBB-8と再会したときに抱きしめんばかりに喜ぶのが可愛いです。ところでポーとレイは最後に自己紹介しますが、初めて会ったんだっけ?ルークの地図を見るときに同じ場にはいたけど、そう言えば絡みはなかったですね。

・ポーもマズ・カナタと知り合いだったのかーと思いますが、ファースト・オーダーに反発するマズがレジスタンスと通じているのはまあ当然か。しかしレジスタンスが大変なときマズは労使問題で一苦労。いや何やってんだあんた?っていう戦いながらの通信が面白すぎます。最後に飛んでいくのがボバ・フェットなみにカッコいいぞ。

・R2-D2とC-3POが老成したいま、現場を引っ張るドロイドのホープと言えばもちろんBB-8。可愛いだけじゃなく優秀であるのがポイントで、Xウィングの武器がダウンしたときの故障箇所を押さえきれずに首で止めるという機転(ヤケ?)を始め、フィンとローズが見つけられない赤い花の男を見つけだし、牢獄の看守をコインシュートで倒し、デル・トロのDJと一緒に宇宙船を盗んで迎えに来て、ファズマに追われる二人をST-STで助ける。なんて頼れる丸いヤツ!でもフィンとローズには大体置き去りにされます。なので自分でなんとかするしかないのかも……。Xウィング急発進に首が後ろに流されたり、爆発で首とれた?と思ったらすぐくっついたりとフォルムで遊ばれるシーンもちらほら。そんなBB-8のライバルになるかと思われた黒いBBユニット・BB-9Eは、BB-8の正体を見破ってチクるくらいしか活躍がないのでちょっともったいない。

・カジノの星カント・バイト、駐禁しただけでブタ箱にぶちこむって厳しいな!何もない砂浜に見えますが私有地だからダメってことなんでしょうか。そのわりに違法駐車の宇宙船はそのまま置きっぱなしにしてるし、爆破させて余計散らかすし。ちなみに「駐禁したのこいつら!」と通報する人の声がジョセフ・ゴードン=レヴィットなんだそうな。

・トラッカー停止作戦、トラッカーを見たときにその形状から『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアンにある時間転移装置を思い出した人も多かったんじゃないでしょうか。あと、敵の戦艦が着陸したのかと思ったら蒸気出してるアイロンだった、というのには「今のカットなに……?」と困惑する人も多かったんじゃないでしょうか。

・チューイは前作ほど出番がなく、サブのパイロットとしてレイと共にファルコンを操るのがメイン。というかほとんどポーグ要員だったな……。なんなんすかあのポーグってのは。まさかと思ったら本当に可愛いだけ、というのにはガッカリですが、ファルコンに住み着いたりチューイが頭抱えるほどコクピットで騒ぐ姿はやはり可愛い、でもあざとい。ところでチューイはポーグの丸焼きを食べようとしてあの瞳に見つめられ食欲失せてましたが、丸焼きの形状からするとあの可愛い顔の付いた頭をスパッと切り落としてるということですね?絵面的に結構エグいな。

・前作でダストシュートに放り込まれたはずのキャプテン・ファズマが、何の説明もなくしれっと復活してるのはどういうことだ!おかえり!ダストシュートからの大脱出冒険譚をちょっぴり期待してたのでその点は残念ですが、いや本当にあったらびっくりだけど。などと思ってたらファズマの過去を描くスピンオフ小説が出るらしいです、と言うかもう出てた!しまった本屋行かねば!今回はフィンとのバトルシーンもあってアクティブだし、あの銀ピカアーマーがブラスターをもはじくというのがわかって燃えます。そしてマスクを割られて倒れた姿がセクシーで萌えます。割れたマスクから覗く瞳の美しさ、なんとも言えない感情をまとう視線。「システムのバグ」とみなしたフィンとはあれで決着がついてしまったのか?ああ、次作でもしれっと復活してほしい……。

・紫夫人ことホルドはてっきりレイアの代わりに仕切るようになるのかと思ったら残念ながら退場。ポーに作戦を隠さなくても……とか、輸送船が大量にやられてからの特攻は遅いのでは……とかまああるんですが、ローラ・ダーンの存在感が良かったですよ。ホルド関係で最も驚いたのはライトスピードの使い方で、軌道上にいると光の早さで衝突される、というのはありそうでなかった描写。ハイパースペースに入るまでは通常空間を超高速で飛ぶから、ということなんですかね?ただ、ハイパースペース入っちゃったら通常空間のものには当たれないだろうから距離がどのくらい離れてるかで結果が変わる、結構なバクチの気も。でもあの「切り裂く」と呼ぶに相応しい光景は、その速さとは裏腹にじわじわと残り続けます。

・燃えてしまった聖樹に置いてあったジェダイの書物、あれはファルコン内の引き出しのなかにありましたね。ルークの島を飛び立つときにチラッと映るし、最後にフィンがローズにかける毛布を出すときにも引き出し開けたら入ってます。レイがいつの間にかパクってたわけですね。お宝は持ち帰る、さすがスカベンジャー。ヨーダは「あんなもん捨ててしまえ」と言ってましたが、基本を知らないレイにとっては意外と役に立つことでしょう。師匠もいなくなっちゃったしな……。ところでレイのフォースの強さを見ると、ミディ=クロリアン値とか子供じゃないとジェダイになれないとかは何だったのかとは思いますが、そもそもルークがかなり育ってからジェダイになったわけだし、昔の基準は色々問題もあったということなんでしょうね。

・前作でハン・ソロが退場し、今作でルークが消え、キャリー・フィッシャー死去によりレイアもいなくなると考えると、次作ではまさかR2-D2が……?と一抹の不安もありますが、新たな世代に引き継がれるという話でもあるので一応覚悟もしときます。旧作のキャラであるルーク、ハン・ソロ、レイア、チューイが一堂に会するショットはついに叶わなかったですが、何度も出てくる「Spark(火花)」という言葉のように、新たな炎を燃やすための火花として最後に輝いた人々のことを、僕らは忘れることはないでしょう……(チューイはまだ生きてます)。色々と驚かされることの多かった本作ですが、そのタイトルである『最後のジェダイ』もが「最後のジェダイ、ではない」というミスリードだったわけですね。そしてジェダイであるルークの意思を継いだレイと、高みを目指すしかないベンはどうなっていくのか。新たな『スター・ウォーズ』に果たしてどうケリを付けるのか。再び監督をやることになったJ・J・エイブラムスに託されたEP9、刮目して待ちますよ!

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