2016
07.03

2016年映画・上半期ベストテンを出してみよう。@キネマ・アイランド

Category: 映画話
もう7月か。早いなあ……(遠い目)。あ、どうも、てくのすけです。

思わずたそがれてしまいましたが、季節は夏なので気分盛り上げていきましょう!夏といえば!水着ギャル……はいい加減飽きましたな(3年連続で言ってた)。あえて言えば、ホットパンツ・ギャルの素足が眩しい季節ですよ。去年は『ガールズ&パンツァー』が巷を席巻しましたが、個人的にはホットパンツァーにも頑張っていただきたい!なんなら僕もホットパンツ履きますよ!解放感フォォ!というわけで、えーと何の話だっけ、ああ上半期も終わっちゃったということで、「2016年公開映画 上半期べスト10」を出していきましょう。出しますとも、ポロリと。夏ですから!お母さーん、麦茶二つ持ってきてー!

ちなみに昨年のベストテンはこちら。
2015年映画ベストを出してみよう。@キネマ・アイランド

ベスト対象は今年の1月~6月のあいだに映画館で観た映画になります。2回以上観た重複分を除くと観た本数は74本。たぶん合ってる、はず。偶然にも去年と同じ本数でした。今年もまだ半年だというのに面白い映画が山ほどあって順位を付けるのは非常に悩みましたが、悩みすぎてめんどくさくなってきたのでエイヤ!で決めました。いいんですよ、こういうのは感覚なので。いくら悩もうが後から「やっぱ違うわー変えようかなー」となったりするもんなので、あくまで今日断面ですね。なんなら「年間ベストで見直すかも~」という逃げも打てるので(ぶっちゃけすぎ)、まあ気楽にお付き合いください。

作品の完成度とか世間の評判とかは関係なく「自分が好きだと思うもの」が基準です。迷ったときは「繰り返し観たくなるかどうか」で決めました。ただしリバイバルは除きます。詳しい感想はリンク先からどうぞ。

というわけで、てくのすけの「2016上半期ベストテン」は以下のようになりました。




1. ちはやふる 上の句/下の句
2. シビル・ウォー キャプテン・アメリカ
3. 海よりもまだ深く
4. 貞子vs伽椰子
5. ヒメアノ~ル
6. アイアムアヒーロー
7. エクス・マキナ
8. COP CAR コップ・カー
9. オデッセイ
10. バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生


 ※

1. ちはやふる 上の句/下の句
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人気コミックを実写化した二部作。どちらも同じくらい好きなので両方まとめて1位です。その真っ直ぐさから上の句の方が人気あるのもまあ分かるんですが、下の句の悩み苦しむ青春ど真ん中な感じもたまらなく好き。愛すべき登場人物たち、想像を越えるかるたアクション、勝利の方程式の構築、文化系なのにスポ根ものとしての熱さが尋常ではない上の句。何を求め、何が大事かを探るヒロインと、孤高を極めてこれを迎え撃つライバルとの個の対決でありながら、チーム感もたまらない下の句。心に響きまくりの泣きまくりです。

歌の想いを取りに行け。『ちはやふる -上の句-』感想。
イメージを力と成せ。『ちはやふる -下の句-』感想。


2. シビル・ウォー キャプテン・アメリカ
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ヒーロー同士の大ゲンカに「私のために!争わないで!(前半妄想)」と言いたくなってしまう哀しみはありますが、共通の敵を倒した今、では共通の正義はあるのか?ということが見直されるわけです。これがMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のフェーズ3初っぱなである、というのが意義深い。キャップ派かトニー派か、みたいな議論もあちこちでなされましたが、「憧れのヒーローたちと大暴れできるぞフォー!」というアントマンの立ち位置が一番好き。マーベルヒーローたちが入り乱れての一大バトルは最高。スゴいよルッソ兄弟。

激突する信念。『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』感想。


3. 海よりもまだ深く
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人生とは何か、生きるとは何か、そんな哲学的な謎の答えは、母ちゃんの何気ない言葉に隠されていた!阿部寛のダメっぷりを見てると身につまされますが、今までがダメだったからってこれからもダメなわけではない、という気持ちが大事だなあと思わされます。是枝裕和監督の厳しさと優しさが同居するきめ細かい演出にただただやられ、そして救われます。

生きているのは"今"だから。『海よりもまだ深く』感想。


4. 貞子vs伽椰子
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ハリウッドでリメイクまでされた日本が誇る2大ホラーヒロインがまさかの対決!酒の席で話すようなふざけた企画であるにも関わらず、全力で真剣に作っている、というのが素晴らしい。交わるはずのない二つの脅威を思いきった手段で繋げながら、妥協の感じられない怖さ。湿度の高い日本の霊ものホラーでここまで痛快なものが作れるんだ、と感嘆です。

伝説の呪いがもたらす最凶!『貞子vs伽椰子』感想。


5. ヒメアノ~ル
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笑いが恐怖へ変わる妙味が凄い。殺人鬼となった男の凄惨な過去、しかしそこには同情を拒否するような断絶さえあります。これから始まる者が何を言おうが、とっくに終わっている者には伝わらない。これを観て以来、テレビでV6が歌っているのを見ても森田剛ばかりに目が行き「にこやかに歌ってるけどこいつはヤバい」と思ってしまうの何とかしたいです。

満たされぬ捕食者。『ヒメアノ~ル』感想。


6. アイアムアヒーロー
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日本のゾンビ映画のレベルを押し上げた、と言っていいでしょう。ZQNが怖い、だけでなくその人の生き方を反映させた個性があるというのが面白いし、被害が膨れ上がっていく長回し映像も迫力抜群。「ゾンビより人間が怖い」というのはありがちながら、それに立ち向かう主人公・英雄の葛藤に心を打たれ、ひたすら「守る」という行動をやめない英雄にヒーローを見ます。

守るための勇気。『アイアムアヒーロー』感想。


7. エクス・マキナ
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雄大な自然の中にある無機質な別荘。表情も会話も豊かなロボットが見せる、ドライでいて喜びに溢れるドラマ。これはある意味「魂の解放」を描いた、と言っていいでしょう。それはこれまでの世界にはなかった新たな「魂」、そう呼ぶのも憚られる何かです。こじんまりとした舞台で展開しながら、その先に待ち受ける壮大な展開を予感させる見事なSF。

人工知能が見せる愛、見る夢。『エクス・マキナ』感想。


8. COP CAR コップ・カー
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クソガキ二人に盗まれた大事なパトカーを、悪徳警官ケヴィン・ベーコンが追いかける!シリアスかと思いきや意外とマヌケな面でも魅せるおれたちのベーコンが最高。そしてお気楽にパトカーを乗り回していた少年たちに否が応にも訪れる子供時代の終わり。笑いとスリルと素晴らしい余韻をくれる、クライム&青春ストーリー。

遊びの時間が終わるとき。『COP CAR コップ・カー』感想。


9. オデッセイ
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空気もねえ、水もねえ、食料といえば種芋だけ。おらこんな火星イヤだ、と言っても誰も助けてくれない。自分の知恵と知識と勇気を最大限に活かし、折れそうな心をユーモアで奮い立たせ、マーク・ワトニーは今日も宇宙で一人サバイバル。絶望的状況をポジティブに生きる男と、全てを賭けてこれを救おうとする人々の熱いドラマが最高です。

悲壮感より思考を、絶望より希望を。『オデッセイ』感想。


10. バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生
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DCコミックスの超有名ヒーローが文字通り激突!ザック・スナイダーが整合性より画の力を優先して作り上げた本作には酷評も見られますが、イイじゃないかカッコいいんだし。ベン・アフレックのバットマン最高!ワンダーウーマン最高!ユニバースをいきなり「vs」で始めたDCが上手く軌道に乗れるかはまだこれからではありますが、高らかにジャスティスの誕生を宣言したその気概を買いたいのです。

その正義は誰がために。『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』感想。


 ※

11~20位も一言コメントと共に挙げておきます。

11. イット・フォローズ
12. デッドプール
13. エンド・オブ・キングダム
14. ザ・ウォーク
15. ドラゴン・ブレイド
16. ブリッジ・オブ・スパイ
17. サウルの息子
18. 帰ってきたヒトラー
19. クリーピー 偽りの隣人
20. ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオ



11. イット・フォローズ
 (→感想)
「真っ直ぐこちらに歩いてくる」というのがこれほど怖いとは。80年代的要素も心地よい。

12. デッドプール
 (→感想)
ヒーローの常識も第四の壁もブチ壊せ!ライアン・レイノルズの執念が最高の形で結実。俺ちゃん最高。オー!カナダ!

13. エンド・オブ・キングダム
 (→感想)
大統領を狙うヤツは必要なくてもブチ殺す!無双と言うより殺戮の男が見せるバーサク・モードに熱狂。

14. ザ・ウォーク
 (→感想)
自分の信じる表現を、法を無視し命も賭けて成し遂げた男の諦めなさ。高所恐怖症を殺しにかかってきます。

15. ドラゴン・ブレイド
 (→感想)
ジャッキー映画の中でも壮大さ、ドラマの深さは群を抜く。熱いし泣けるしエイドリアン・ブロディ強すぎ。

16. ブリッジ・オブ・スパイ
 (→感想)
実話を元にした渋い話ながら、スパイの人生とそれに相対する男の熱意が響く。スピルバーグはさすがの手腕。

17. サウルの息子
 (→感想)
直視できない日常はボカされながら、それでも襲い来る圧倒的な絶望。そこで残そうとする希望に心打たれます。

18. 帰ってきたヒトラー
 (→感想)
コメディかと思ったらスリラーだった。甦った独裁者に、それでも託したくなるのは社会のせいか、あるいは人の弱さゆえか。

19. クリーピー 偽りの隣人
 (→感想)
理解されない人間は彼か、自分か。途切れない不穏さに身の毛がよだつ黒沢清らしい映画。まだまだ行くぞー。

20. ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオ
 (→感想)
ホラー映画に入り込んで知るあの頃の母は、若くて美しく、そしてやはり母だった。DVDスルーが惜しまれる。

 ※

今年の上半期は、ホラーやスリラーの良作、クロスオーバーな「vs」もの、上質な邦画、といった辺りが印象的でしたねえ。『ズートピア』『ヘイトフル・エイト』『スティーブ・ジョブズ』『レヴェナント 蘇えりし者』『リップヴァンウィンクルの花嫁』などがランク外になったのは自分でもちょっと意外。嗚呼、ベストテンに50作くらい入れられればいいのに……(意味不明)。ワーストは特に挙げませんが、珍作を一本挙げろと言われれば『X-ミッション』ですかね。まあ今回はこんなところで。

さて、下半期にもあれやこれが待ち構えているので油断がなりませんよ。幽霊退治のアレとか!ヴィランのアレとか!ミュータントのアレとか!怪獣のアレとか!スピンオフのアレとかね!そしてそれらを凌駕する作品もあるかもしれない。楽しみですね。

それでは今年後半もよろしくどうぞー!


あ、三周年記念リクエスト企画はもう少しだけ時間ください……

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