2015
12.29

2015年映画ベストを出してみよう。@キネマ・アイランド

Category: 映画話
どうもどうも、てくのすけです。

2015年も暮れようとしています。年末ってのはなにかと慌ただしいものですね。今年も映画好きの年末恒例、年間ベストを出していくわけですが、この頃なかなか時間が取れなくてですね、年内に観た劇場新作すべての感想を書き終える前に発表となってしまいました。自分的にちょっとスッキリしないんですが、今年のベスト、今年のうちに!ということでやむなし!行ってみよう!


ベスト対象は今年の1月1日~12月29日のあいだに「映画館で観た新作映画」になります。今年観た本数は140本。え……そんなに観たの?と自分でも唖然。昨年末に「来年は諸事情により観賞数は多分減る」とか言ってたのに、去年より全然多いじゃねえか!まあその分色々と犠牲になってるものがあるんですけどね……あ、泣き言はやめときましょう。ちなみに2回以上観た重複分やリバイバル分はカウントしてないんですが、そこはもう数えるの怖いんでやめときます。


2015年上半期ベストはこちら。
2015年映画・上半期ベストテンを出してみよう。@キネマ・アイランド

昨年のベストはこちら。
2014年映画ベストを出してみよう。@キネマ・アイランド


今年は大作シリーズの続編がやたらと多く、しかも長く続くシリーズが多かったので、復習してから観ようとすると大層な時間がかかるというのが難儀でしたねえ。そしてその続編たちの多くが前作に負けない、どころかそれを凌ぐ出来だったりして「続編は前作を越えられない」という言葉はすっかり過去のものとなったようです(ダメなものもありますが)。あとスパイ映画とか音楽映画とか特定ジャンルの作品数が多かったというのも印象的ですね。そして何といっても今年2015年は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でマーティたちが行った未来の年、というメモリアル・イヤーでもありました。映画の中の未来に現実が追いつく、この『2001年宇宙の旅』のときにも感じた喜ばしいような少し寂しいような感情……は置いといて、僕もデロリアンとスポーツ年鑑欲しいです(ゲス顔)。

さて、選択の基準は作品の完成度とか世間の評判とかは関係なく「自分が好きだと思うもの」です。単に「面白かった」とか「良かった」を越える自己の思いが基準なので完全に主観ですが、感想なんてそんなもの。迷ったときは「繰り返し観たくなるかどうか」で決めました。詳しい感想はリンク先からどうぞ。

というわけで(ドラムロールカモン!)てくのすけの「2015年映画ベストテン」は以下のようになりました!(ここでファンファーレ)



1.マッドマックス 怒りのデス・ロード
2.スター・ウォーズ フォースの覚醒
3.ミッション・インポッシブル ローグ・ネイション
4.海街diary
5.ジョン・ウィック
6.クリード チャンプを継ぐ男
7.ウォーリアー
8.シンデレラ
9.アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン
10.ひつじのショーン バック・トゥ・ザ・ホーム


今年はほんっっっとに面白い作品が多くてですね、あれもこれもベスト10に入れたい!ああ10位以内に100個くらい入れられたらいいのに!ともうワケわかんないことを思うくらい迷いました。もう全部ベストでもよくね?と投げやりになりそうなところをグッとこらえて選びましたよ。


1.マッドマックス 怒りのデス・ロード
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文句なしのダントツです。ちなみにV11(鑑賞回数)!……いや、V20、30行ってる人からすれば微々たるもんですが(と言っちゃう時点でちょっとどうかしてますが)、僕は基本的に同じものを何度も観る回数より多くの作品を観る本数を優先する方なので、過去ここまで映画館に通った作品はないんですよ。6、7月辺りは本当にこればっかり観てて、おかげでその時期に見逃した作品多数。スマホの待ち受けも『マッドマックス』にしたし、アート本も買ったし、これでグッズやフィギュアが市場に出回ってたら破産するところでしたね。そこまでハマるほど素晴らしい。もちろんBDも買いましたが、劇場で観ることに慣れ過ぎてしまい家ではまだ一回も観てません。それもおかしいとは思いますが……。僕は極力「傑作」という言葉は使わないようにしてるんですが、この作品だけは映画史上に輝く傑作だ、と言わせて頂きます。

「死」の道で語る「生」の伝説。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』感想(その1)。
最高な点をひたすら上げていこう。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』感想(その2)。
最高な点をひたすら上げていこう。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』感想(その3)。

2.スター・ウォーズ フォースの覚醒
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これはもう奇跡ですね。ミラクルです。あ、同じ意味ですね。とにかくあの『スター・ウォーズ』の新作が作られたというだけで歓喜なのに、これが何度も観たくなるほど面白いというのが昔からのファンとしては狂喜乱舞なわけですよ。新キャラの魅力が旧キャラを凌ぐ、というのは『マッドマックス』もそうですがなかなかないことだし、それでいて旧キャラへの愛も溢れている。まさに温故知新。銀河を股にかけた神話の先が観れる、こんなに嬉しいことはないです。

受け渡された希望。『スター・ウォーズ フォースの覚醒』感想(その1)。
最高な点をひたすら上げていこう。『スター・ウォーズ フォースの覚醒』感想(その2)。

3.ミッション・インポッシブル ローグ・ネイション
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フィクションはそのバックボーンも含めどれだけキャラクターを作り込んでいるか、というのが非常に大きい。上位3作は特にそうですが、それによりアクションでさえエモーショナルなドラマに成りえます。本作は特に女性スパイのイルサが素晴らしい。そしてイーサン・ハントと仲間たちが見せる最高に痛快なラスト。諜報合戦というスパイものらしい対決も実にスリリングで、観るほどにシリーズ最高傑作だなと思います。トム・クルーズは映画界の至宝。

悲哀は行動でねじ伏せろ。『ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション』感想。

4.海街diary
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四姉妹の織り成す何気ない日常がなぜこんなにも愛しいのか。ほんの些細なやり取りにふと感じる幸福感が良くて、何度でも観たくなってしまう。個人的には若干父親の視点で見ちゃってる、というのがあるのかも。鎌倉の街に住みたくなります。あとしらす丼食べたい。

変わりながら、受け継ぎながら。『海街diary』感想。

5.ジョン・ウィック
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犬だからと簡単に命を奪うようなクソ野郎には明日など来ないのだ!昨年の『イコライザー』に匹敵するブチ殺しダークヒーロー枠。銃撃+格闘術のガン・フーを駆使してマフィアを駆逐していくキアヌ・リーブスに喝采。独特なルールを持つ殺し屋界、という世界観にもシビれます。

犬殺しと掟破りに死を。『ジョン・ウィック』感想。

6.クリード チャンプを継ぐ男
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一時期ちょっとバタくさいという捉えられ方さえされていた『ロッキー』シリーズに新たな生命を与え、その根底にあるテーマの素晴らしさを再び知らしめてくれた快作。試合シーンの迫力はシリーズ随一。そしてスタローンは名演と言っていいでしょう。すっかりおじいちゃん化したスライに寂しさを感じそうになりますが大丈夫、『エクスペンダブルズ』続編があるよ!

栄光の階段を上れ。『クリード チャンプを継ぐ男』感想。

7.ウォーリアー
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こちらも格闘技映画。危うくDVDスルーされそうなところを辛うじて単館公開されたわけですが、壊れかけた兄弟愛、家族愛を肉弾戦で建て直す素晴らしい作品。『マッドマックス』とはまた違ったトム・ハーディに熱い涙が止まりません。試合シーンの熱さも格別。

交わす拳に痛みをのせて。『ウォーリアー』感想。

8.シンデレラ
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ひたすらゴージャスな画面の中で真正面からおとぎ話を描き、それが全く嫌味にも子供騙しにも説教臭さにもならない。正しさと優しさが強さと美しさを作る、という明確なテーマでもって、古典的ロマンスを正当にアップデートするという離れ業を見せてくれました。

勇気と優しさは奪えない。『シンデレラ』感想。

9.アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン
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MCUお祭り作品として多くのヒーローたちを登場させながら、各人の描き分けもしっかり行い、数々のキメ絵のカッコよさにもシビれまくり。マーベルは期待を裏切りません。続編が『シビル・ウォー』なだけに不穏な空気を醸していることでトータルでの痛快さには若干欠けますが、そんな時はこの言葉を思い出そう、「あの扉を開けたら君もアベンジャーズだ」。

ヒーローとは行為だ。『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』感想(その1)。
ヒーローとは行為だ。『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』感想(その2)。

10.ひつじのショーン バック・トゥ・ザ・ホーム
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18年も前から制作されているストップモーションアニメの映画化ですが、豊富なアイデア、細かいネタ、キャラを活かしたドラマ展開など、あまりの出来の良さに驚嘆します。ショーンやピッツァーらが牧場主を連れ戻そうとする物語はスラップスティックな笑いに留まらず、スリル溢れる逃走劇、そして家畜と飼い主の枠を超えた家族の物語にまで昇華されます。これを観て以来、Eテレでやっているテレビ版も毎週観るようになりましたよ。

ゆきてかえりしひつじたち。『ひつじのショーン バック・トゥ・ザ・ホーム』感想。


ここまで全部ベストでもいいくらい。さらに11~20位も一言コメントと共に挙げときましょう。

11.007 スペクター
12.キングスマン
13.セッション
14.インサイド・ヘッド
15.ジュラシック・ワールド
16.バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
17.百円の恋
18.アントマン
19.ソロモンの偽証 前篇/後篇
20.百日紅 Miss HOKUSAI



11.007 スペクター (→感想)
生まれ変わったり年老いたり復活したりしながら、やっと到達した本来の007。Qちゃんも頑張った。

12.キングスマン (→感想)
「マナーが人を作る」は座右の銘になりました。興奮&爆笑の花火が華麗に打ち上がります。

13.セッション (→感想)
戦いなのか、邂逅なのか。あれだけ手に汗握り息詰まるラストは音楽映画の範疇を超えています。

14.インサイド・ヘッド (→感想)
人生は優しさだけではないと知る少女。でも悲しみがあるから喜びも増すのです。ビンボン(泣)

15.ジュラシック・ワールド (→感想)
よもや恐竜に対してヒロイックさを感じるとは思いませんでした。最高にエキサイティング。

16.バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) (→感想)
ワンカットで追い続ける現実と空想の混在が面白すぎ。頑張れ妄想おじさん(元スター)。

17.百円の恋 (→感想)
百円の人生を精算するためドン底から這い上がろうとする女の闘志。戦う限りは負けではないのです。

18.アントマン (→感想)
小さい体に大きなパワー+アリ軍団!アベンジャーズのどんよりさを吹き飛ばすのはアントマンしかいないぜ。

19.ソロモンの偽証 前篇/後篇 (→感想・前篇)  (感想・後篇)
学級裁判という突拍子のない話が、若手キャストたちの堂々とした演技により現実味を帯びるのです。

20.百日紅 Miss HOKUSAI (→感想)
怪異も愛情も芸術も等しく飲み込む江戸の町。豊かな叙情に紛れてやって来る悲しき別れ、それでも人は生きるのさ。


ついでに21~30位まで。20位台であってもどれも好きなんですよ。もう細かい上下はあまり関係ないです。感想はリンク先からどうぞ。

21.リトル・プリンス 星の王子さまと私
22.マイ・インターン
23.君が生きた証
24.コードネームU.N.C.L.E.
25.誘拐の掟
26.ラン・オールナイト
27.プリデスティネーション
28.ワイルド・スピード SKY MISSION
29.激戦 ハート・オブ・ファイト
30.カンフー・ジャングル


今年はいっぱい観たんで、おまけで31~40位まで。ここまで来るとなるべく作品名を残しておきたいというか、どれもランキングに入れないのが忍びないくらい面白かったから、という思いが強いです。

31.ベテラン
32.グリーン・インフェルノ
33.シェフ ~三ツ星フードトラック始めました~
34.全力スマッシュ
35.ミニオンズ
36.ヴィジット
37.野火
38.リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード
39.群盗
40.シグナル


はい、こんなところでしょうか。ちなみにワーストはこちら。

★ワースト
エイプリルフールズ (→感想)
あまりのつまらなさに本気で途中退場しようとしたのはこれが初めてかも。パズルのピースをひたすら並べて後は辻褄合わせに終始する、ストーリーも台詞も画も全く面白みがないです。

 ※

さて、例年であればここで「ランキング関係なく、この作品のこの点はどうしても言及しておきたい!」として部門賞的な「ベスト・オブ・○○」ってのをやるんですけど、どうしても時間がないため今回は省略します。個人的にはそっちの方が書いてて楽しいんですけど。ひょっとしたら後日やるかもしれないので、その時はまたお付き合いください。

 ※

面白かったり凄かったり泣かされたりと、2015年は本当に多くの映画に出会えて楽しかったです。見逃した作品も多々あるのでそこは拾っていきたいですね。もし今回のランキングで観てないけど気になる!という作品があったらぜひお試しください。2016年も素晴らしい映画にたくさん出会えることを期待しましょう!

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